「パパ審判」恐るるに足らず!侍JAPAN監督/井端弘和が解説する一塁・塁審の注意点とは!?【少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」】
ルール
野球はスポーツの中でも、ルールがかなり難しい。それだけに、ルールを知っていれば、相手を上回ることができるのです。最低限、覚えておいたほうがいいルールを紹介しましょう。
「パパ審判」恐るるに足らず
少年野球では、「パパコーチ」が交替で審判をすることが多い。少年野球は想定外のプレーが多く起こるので、ジャッジは大変と思うかもしれないが、一番大事なのは「子供のため」だということ。審判4人制が基本なのだから、まず自分の担当の塁だけしっかり見ればいい(縦審=本塁・二塁、横審=一塁・三塁)。神経質になる必要はないので、子供たちと一緒にルールを覚えていくくらいの気楽さで臨むのがいい。
一塁・塁審の注意点
◦4人審判がいるのだから、まず「一塁ベースだけ」しっかり見ればいい(打球のフェア・ファウルは、一塁ベースより外野側をジャッジ=本塁側は球審がジャッジ)。
◦無走者のときは、一塁ベース後方5メートルくらいで、ファウルゾーンに位置する。内野ゴロが飛んだら、送球と一塁手を結んで、角度90度の位置に走り、止まってジャッジする(同時はセーフ)。
◦走者一塁のときは、一塁ベース後方3メートルくらいまで近づく(牽制球タッチに備える)。
◦走者がいるときは、投手(特に左投手)がセットポジションで静止しているか、見る(静止しなかった場合、指導法として1度目は注意、2度目はボークを取る形が好ましいのではないか)。
◦右打者のハーフスイング時、振っているか、止めているか。
【出典】『少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」』 著:井端弘和