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【八王子市】八王子消防署 全国初 電動ポンプ車配備 市には災害時トイレカー

タウンニュース

(上写真左から)はしご車と電動ポンプ車、(下写真)トイレカー

 八王子消防署に全国初となる「電動ポンプ車」が配備され、4月20日から運用を開始した。降灰の影響を受けにくい電動モーターで駆動し、悪路でも安定して走行できるため、富士山の噴火による積灰時などでの活躍が期待される。また市役所にも、八王子市で初となる「トイレカー」が納車された。災害時に被災地や避難所へ配備するなど機動的に運用される。

 新たに配備されたのは、オーストリアのローゼンバウアー製電動ポンプ車(乗車定員9人)。走行と放水を電動モーターで行う水槽付きの車両で、車両後方上部に搭載されている補助発電機の併用で、現行のポンプ車と同等の航続距離600Km、連続放水6時間という性能を持つ。また4WD(4輪駆動)と4WS(4輪操舵)に加えて、車高を調整できる可変エアサスペンションを備えていることから、高い小回りと悪路走破性を両立している。富士山噴火による都内の降灰被害がとくに多摩地域で深刻になると予想されていることから、全国唯一の車両として同署への配備が決まった。車両価格は2億7400万円。

 八王子消防署の岡田一将署長は「降灰路面にも対応できる日本初の新型車両を活用し、これからもあらゆる災害に対応できるよう消防活動に努めていきたい」と決意を語った。

 なお由木分署のはしご車も同時に更新された。30m級の油圧駆動4連はしご装置を搭載し、高層建築の救出活動にも対応する。

災害時のトイレ衛生環境を確保

 八王子市が導入した「災害対策用トイレカー」は、大型と小型の計2台。

 大型車両には水洗式大便器4室と小便器1基、車いす用昇降機を備えたオストメイト対応の多目的トイレ1室が設置され、計980回の使用に対応。緊急呼び出しブザーなども搭載している。小型車両は水洗式大便器2室で、250回使用可能。購入金額は大型が約2280万円、小型が約670万円で、いずれも国の補助制度を活用している。

 トイレカーは総合防災訓練や出初式の会場などで防災意識の啓発に活用されるほか、災害時には被災地へ迅速に駆けつけてトイレ不足問題の解消と衛生環境の確保に取り組む。また他自治体との「災害派遣トイレネットワーク」にも登録して、要請のあった被災地へ車両を派遣するなど広域支援にも役立てられる。

 車両のお披露目式であいさつした初宿和夫市長は「災害が発生しないことが一番だが、万が一の際に市民のために効果を発揮してほしい」と期待を寄せた。

大型車両には車いす用昇降機も搭載

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