知多半島ランガンサビキ釣りで豆アジ手中【愛知】トリックサビキにヒット
仕事が休みだった6月14日は少しゆっくり過ごした後、午前10時に名古屋の自宅を出発し、愛知県の南知多へ向かった。ちょうど潮止まりで釣果は期待できないが、のんびり休日を満喫したい。
大井漁港でサビキ釣り
豊丘インターの釣具店で仕掛けとコマセを購入し、まずは大井漁港から調査していく。大井漁港(聖崎公園前)は、船着き場の奥へ行くほど水深があるためサビキ釣りが可能。聖崎公園前ではキスも狙えるオールマイティーな堤防だ。
今日の狙いは豆アジ、豆サバ。10~15cmが釣れているようだ。そのサイズに合わせてパニックサビキを用意した。トリック風でハリにシロメを通し、マキエはアミエビと集魚剤を混ぜて使う。
豆アジや豆サバが釣れる時期はサビキバリの大きさに注意したい。サビキバリが大きいと魚が掛からないので、こういった小さいハリのサビキを使用する。冷凍マキエに関しては、あらかじめ釣具店に電話しておいたため程よく解凍されており、すぐに準備が整った。
まずは多めに集魚用のコマセをまいていく。次にシロメを通した仕掛けをゆっくり投入。しかし期待とは裏腹にアタリはない。時間は正午前、潮止まりの時間だ。周りの人も釣れておらず、1時間ほどたった時点で次のポイントへ向かった。
豊浜釣り桟橋で豆アジと小ダイ
やってきたのは新片名・師崎の堤防。ここは日間賀島や篠島へ向かう高速船の発着所のため水深がありサビキ釣りが可能だ。そして潮の流れが良く釣果が期待できる。
先ほどと同じように多めにコマセをまいてから、ゆっくり仕掛けを投入していくが、やはりアタリはない。しばらくしてポイントを変更する。
次にやって来たのが本命の豊浜釣り桟橋。平日だが沖側は全て埋まっておりスペースがない。全体を見渡すと手前から奥のポイントまでポツポツ豆アジが釣れている。こういった状況なら内側でも狙える。桟橋真ん中の内側に釣り座を構えた。
先ほど作ったコマセとシロメを通し、ハンドルを逆回転させながらゆっくり仕掛けを投入していく。まずはボトムまで沈めたところで様子を見ると、コツンコツンとアタリが。しかし乗らない。まるでカワハギに突かれているような感覚だ。
それでも我慢しているとついにサオがしなった。確実に魚の感触を感じながら慎重に巻いてくると、上がってきたのは小ダイ。マダイになって帰ってきてくれることを願ってリリースした。
同じようにボトムを狙っていると、先ほどとは違う感触が。上がってきたのは狙っていた豆アジ。サイズは10cm前後。すかさず次を狙うが連続では釣れず、2時間で4匹の釣果だった。泳がせ仕掛けも用意したが、こちらもヒットしなかった。釣れていたのは小さいサビキとトリックサビキの人だけだった。
武豊・半田ではサッパ1匹
次に向かったのは武豊・半田のポイント。このポイントの特徴は、河口なので水温が低い。特に暑い日などは南知多で釣れなくても河口ポイントで釣果が上がったりする。常滑も同じ環境だ。まずは武豊1号地を調査するがアタリがなく武豊緑地へ移動。
武豊緑地ではサッパが好調との情報があったため集魚板の付いたママカリサビキを用意した。サッパはコマセが必要なく、仕掛けを上下にジャークさせると釣れる魚だ。こちらも濁りがあったが水深のあるポイントで狙っていく。
数投したところでサッパが1匹だけ釣れた。周りの人もポツポツと釣っていたが、まとまった釣果ではなさそう。午後4時を過ぎたところで納竿。帰宅ラッシュに巻き込まれる前に帰宅した。
やはり日中は厳しい釣果になったが、トリックサビキはコマセの節約、釣果を上げることに関してもお勧めの仕掛けだ。この時期の堤防釣りでは釣果の変化が早いため、より多くの釣り場の候補を用意し、状況に応じた釣りを実践していくことが釣果アップに繋がる。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年7月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。