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集団行動が苦手な発達障害グレー息子。保育園の参観は「ママ―!」と駆け寄ってきて大変!先生と考えた見守り方の秘策は?

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集団行動が苦手な発達障害グレー息子。保育園の参観は「ママ―!」と駆け寄ってきて大変!先生と考えた見守り方の秘策は?

監修:初川久美子

臨床心理士・公認心理師/東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち

保育園の参観日

しのくんは3歳8ヶ月。発達障害グレーゾーン、視覚優位タイプの男の子です。

その日は、保育園の参観日。子どもたちは保育園の教室で先生のピアノに合わせてダンスをしていました。私は、(しのくん、できるかな?)と、ドキドキして見守っていました。しかし…

参観をする保護者の中から私を発見するなり、すぐ側に来てしまい、そのまま私のところにいようとする、しのくん。

クラスのほかの子どもたちは、先生のピアノに合わせて踊っていて、保護者の元へ来たのはしのくんだけでした。しのくんに「みんな踊ってるよ。しのくんも行っておいで」と声をかけると、そのときは教室の中へ戻りますが…すぐにまた「ママー!」と言って、私の元へ戻るというのを繰り返していました。

参観ではしのくんが保育園でみんなと過ごしている様子を見たかったのですが、この日はそれが見られず残念だったので、後日、私は言葉の教室の先生にこの出来事を相談しました。

後日、言葉の教室の先生に相談すると…

先生に「こっそり見てみるのはどう?」と言われ、目から鱗が落ちました。

「ママのことが大好きだから、そりゃママの側に来ちゃいますよ。そんなときは物陰からこっそり見るといいかもしれません」という先生の言葉に(なるほど~)と思いました。私は子どもから隠れて参観日に参加するということを考えてもみなかったので、「しのくんがママを見つけなければ、ママのところに駆け寄ってはこない」という、当たり前の事実に気づくことができませんでした。言葉の先生に助言をいただき、次からの参観は「こっそり物陰から見てみよう!」と思いました。

そして、次の保育園行事は運動会

今回はしのくんの様子を「こっそり物陰から見る」という作戦だったのですが…

なんと運動会は座席指定でした。しかも…

私の席は保護者席の最前列だったのです!!そのため、「こっそり物陰から見る」ということができませんでした。

運動会ではこの作戦はできませんでしたが、保育園の先生にも相談して次こそ「こっそり物陰から見る」というのをしてみたいなと思っています。いつか、しのくんが保育園のみんなと過ごしている様子を最初から最後まで参観できる日を楽しみにしています。

執筆/keiko

(監修:初川先生より)
お母さんの姿が目に入ったら、そちらに来てしまう。まさにそうですね。そもそも参観日の様子がいつもの様子であるかどうか、というところもだいぶ怪しくはありますね。参観日の様子はあくまでも「参観日の様子」です。保護者がたくさん見に来ている状態で、いつもと同じ様子になる子もいますが、そうではなくて、いつもより頑張ってしまう子も多くいるものです。お子さんの様子を見ようとしたときに、保護者の方ご自身が「刺激」となって、いつもとは違う様子を見せる場合は往々にしてあることです。「こっそり見る」ことの良さはできるだけいつもの環境を保った中で、様子を見るということですね。ぜひこっそり見に行ってみてください。

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