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保護犬を迎える時に必ず意識すべき『4つのこと』 名前は過去のものを使うべきなの?

わんちゃんホンポ

1.最期まで大切に育てなければならない

保護犬を家庭に迎え入れるうえで、絶対に守らなければならないことのひとつが「最期まで大切に育てる」ということです。

もちろん、ペットショップやブリーダーで購入した犬でも「大切なひとつの命」という意味では同じではあります。

しかし、すでに一度飼い主を失い、心に傷を負っている可能性の高い保護犬の場合、何度も家庭環境が変わったり、人に裏切られたりするとより強いトラウマを抱えることになってしまいます。

人間に対する不信感を深めるだけでなく、精神的なストレスから自傷行為をしたり、人への攻撃性を持つようになることも考えられるのです。

家庭に保護犬を迎え入れると決めたら、たっぷりの愛情と覚悟を持って、その犬の一生を引き受けてあげてください。

また、過去につけられていた名前でそのまま呼ぶべきか、変えるべきか悩む人もいるようですが、これは状況や犬の気質に合わせて決めてあげるといいでしょう。

保護犬といっても、抱えている背景はそれぞれ違います。

ひどい虐待を受けたり突然飼育放棄されたりするだけでなく、愛情を持って育てられていたにもかかわらず、不慮の事故や思わぬトラブルで飼い主を失ってしまう犬もいます。

そのため、名前を呼んで喜んで駆け寄ってくるような犬の場合は、そのままの名前でもいいと思います。

反対に、その名前を呼ばれることでトラウマを呼び起こすと考えられる場合には、新しい名前をつけてあげた方がいいでしょう。

2.すぐには懐かないことがある

ペットショップやブリーダーで購入した子犬は、多くの場合人間に対してマイナスの感情を持っていません。

無邪気さで好奇心旺盛な年齢であることも相まって、迎え入れられた家庭にあっという間になじみ、飼い主さんに対しても懐くと思います。

しかし、保護犬の場合は人に対して恐怖心や不信感を持っていることも少なくありません。

そのため、新しい飼い主さんに対しても、なかなか心を開かず信用してくれないことがあります。

このような場合でも、決して焦らずその犬のペースに合わせて接してあげてください。

無理に距離を近づけようとしたり、イライラした様子を見せたりすると、さらに状況を悪化させてしまうことがあります。

保護犬の多くは、人を見て「本当に信用してもいい人かどうか」ということを判断しようとします。

そのため、家庭に迎え入れたら、犬を怯えさせたり驚かせたりしないように穏やかに生活をして、たっぷり飼い主さんのことを観察させてあげてください。

そして、優しく声掛けをしたり、にっこり微笑んだりして、それぞれの犬のペースや心地より距離を保ったままコミュニケーションを取るようにしてあげてください。

3.しつけが大変な場合も多い

保護犬は、複雑な事情やつらい過去を持っていることが多くあります。

しかし、「一度傷ついた犬だから…」と過保護になって必要以上に甘やかす必要はありません。

たっぷりと愛情をかけて甘えさせてあげることは大切ですが、一緒に楽しく快適に生きていくために必要なルールやマナーは、きちんと教えてあげましょう。

ただし、家庭に迎え入れたばかりの頃は、まだまだ犬と飼い主さんの信頼関係が築かれていないと思います。

そのような状態で、過度にしつけを行うと犬はストレスを感じたり、攻撃的になってしまったりします。

また、適切なしつけをされなかったことで、困った行動が定着してしまったいることも少なくなりません。

保護犬のしつけは、一筋縄ではいかないことも多いということを事前に知っておいた方がいいでしょう。

その犬の気質や抱えている過去によっては、根気強く、辛抱強く付き合う必要があるのです。

4.迎え入れるまでに時間や手間がかかる

保護犬を家庭に迎え入れる場合、自治体の保健所や動物愛護センター、またはボランティア団体などから引き取る方法がメインです。

最近では、ペットショップ内で保護犬の譲渡を行っているところもありますが、まだそれほど多くはないでしょう。

保護犬は、過去にさまざまな事情を抱えていることが多いため、行政や保護団体では譲渡希望者に対して、条件をつけていることが少なくありません。

それは、その犬がまたつらい目に合うことがないように守るために必要なことなのです。

希望者が、本当に最期まで責任を持って犬を飼う覚悟を持っているか、犬を飼育するのに適した家庭環境かなどをしっかりとチェックしてから引き渡すことになります。

そのために、事前に犬の飼育に関する講習会を受けなければならなかったり、アンケートに応えたり、家庭訪問を受けたりすることもあるでしょう。

これを面倒だと感じる人もいるかもしれませんが、すべては犬たちの命と幸福を守るために必要なことであり、そうした時間や手間を惜しまない人に引き取って欲しいという意思のあらわれでもあります。

まとめ

悲しいことにこの日本では多くの犬が行き場を失い、殺処分という末路を辿っているのが現実です。

しかし、一昔前に比べて飼い主のいない保護犬を引き取って大切に育てている人が増えてきており、殺処分数も格段に減少しています。

多くの人に「新しく生まれる命」だけでなく、「今ある命」に目を向けて欲しいと思いますが、保護犬を飼育するのは苦労や手間が多いということも事実です。

深い愛情と強い覚悟を持って、保護犬を迎え入れてあげてくださいね。

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