小田原・あしがら防火安全協会 10周年で思い新たに 記念式典で安全推進誓う
県西2市5町(小田原市、南足柄市、足柄上郡5町)の234事業所が加盟する小田原・あしがら防火安全協会(釼持規弘会長)が10月4日、創立10周年記念式典をミナカ小田原コンベンションホールで開催した。
同協会は防火・防災に関する知識や技術の向上を図り、自主防災体制を確立することで、安全に安心して暮らせる地域社会の実現を目的に活動する組織。消防法令で定められた防火対象物の点検が必要とされる事業所や、液化石油ガス販売所の管理者などが加盟している。情報交換会や講習会、防災訓練の実施、消防出初式への参加などの活動を行っている。
前身は1973年に発足した小田原市危険物安全協会と南足柄市危険物安全協会、南足柄市防火管理研究会、88年設立の足柄上危険物安全協会。幾度かの統合を経て、2014年に現在の体制になった。
記念式典には、来賓や会員など約70人が出席。釼持会長は「日ごろから啓発活動をはじめ施設の保安管理など、地域社会の安全確保のために貢献いただき感謝している。今後さらに防火体制を充実させ、地域住民の安全確保を推進できれば」と述べた。
またこの日は全国危険物安全協会理事長表彰をはじめ、長年活動に貢献している個人や事業所の表彰が執り行われた。式典後の祝賀会では、小田原ふるさと大使で落語家の柳家三三さんの寄席や小田原古式消防記念会のまとい振り込みなどが披露され、花を添えた。