淡路島素材が活きる優しいおむすびで心もホッコリ♡ 福良にできた「淡路島おむすび結結」でいろんなおむすび楽しみました 南あわじ市
南あわじ市の「道の駅福良」からほど近い福良商店街に、島の食材をふんだんに使ったおむすびを提供する「淡路島おむすび結結」が、今年3月にオープンしました。
どっしりとした木枠のガラス戸と大きなしゃもじの看板が目印の同店は、古き良き佇まいを残す商店街に、しっくりと溶け込んでいます。
店長の山藤菜々さんは、約3年前に神奈川県から南あわじ市に移住。その後、持ち前の明るさと熱意で地元の人たちと結んだ良いご縁が、念願のお店の開店に繋がりました。
店内はイートイン用のカウンター席が4席と、4人掛けのテーブルが置かれた座敷が一間。レトロでどこか懐かしい雰囲気です。
現在、同店のおむすびは全部で15種類。朝には、各種おむすびがカウンターにずらりと並びます。お目当ての品がなくても、オーダーすればその場で作ってもらえるので、いつでも出来立てのおむすびが食べられます。
この日は「おむすび定食」を頂きました。お好みのおむすびの代金に400円プラスすることで、えびすもち豚の豚汁と卵焼き、お漬物等が付きます。記者は3品をチョイス。
島内産のお米を艶やかに焚き上げ、絶妙の力加減でふっくらと握るおむすび。どのおむすびにも、淡路島食材を使って工夫を凝らした『具』が、結び込まれていたり混ぜ込まれていたりします。
「牛しぐれ卵黄」は、島内の有名精肉店特製の牛しぐれと、北坂たまごで丁寧に作り上げた卵黄の醤油漬けを使用。濃厚な卵黄が甘辛い牛しぐれと相性抜群です。
「マスマヨ」は、南あわじ市で養殖されるニジマスをほぐし身にして、自家製マヨネーズを絡めました。あっさりとしたマヨネーズが、淡白な魚の味を引き立てます。
じっくり炒めた玉ねぎを島の名品『かわばた味噌』で和えた「たまねぎ味噌」は、生姜とみりんが爽やかな隠し味。玉ねぎの甘みが際立ちます。
お塩の使い方もひと工夫。すり鉢で大きさを調整した『おのころ雫塩』大粒を使って握るおむすびは、時折“ジャリッ”とお塩の味が口の中に広がる、ユニークな食感が味わえます。
濃厚なえびすもち豚の風味が活きる豚汁や、自家製白だしを使って優しいお味に仕上げた出汁巻きなども秀逸。ですが同店のおむすび、可愛く見えて実はけっこうボリューミー。さすがに一度に3個はお腹パンパンでした。大満足!
お店を開いて3カ月。地元の人たちに混ざって、SNSを見て遠くからお店に訪れる人もずいぶんと増えてきたそうです。
「楽しくお店が続けられるのは、来店してくれるお客様や応援してくれる地元の皆さんのおかげと、本当に感謝しています」と、満面の笑顔で話す山藤店長。
淡路島の食材を愛情豊かに活かし、真心のこもったおむすびを提供する同店。人と人とのご縁も豊かに結んでいきます。
場所
淡路島おむすび結結
(南あわじ市福良甲1323)
※2024年8月末頃までおむすび屋は臨時休業となり、かき氷と喫茶の営業(詳細は公式Instagramをご確認ください)
営業時間
8:00〜14:30(L.O.14:00)
定休日
月曜日、木曜日