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【中央区】新町の長崎次郎書店が2024年6月30日をもって休業。

肥後ジャーナル

【中央区】新町の長崎次郎書店が2024年6月30日をもって休業。

熊本市中央区新町にあります、長崎次郎書店が2024年6月30日をもって休業となります。

みんなが大好き長崎次郎書店

1874年の開店から、本年150周年。新町にあります長崎次郎書店は、残念ながら6月30日で休業となります。

ここへ来れば、必ずいい本との出会いがあると確信して立ち寄られる方も多いのではないでしょうか。

それぞれのコーナーが、意思を持ったこだわりでぎゅぎゅっと並べられており、

本についての質問にもスタッフの方の説明はいつも丁寧で、ほっとさせてくれる、地域に密着した熊本が誇る書店です。

登録有形文化財であり、レトロな建物と市電が目の前を走る光景は、唯一無二の雰囲気です。ここへ通う事がモチベーションを上げてくれたり、センスのいい自分、を演出してくれるような、そんな貴重な書店であります。

今回のお知らせは残念ですが、上通の「長崎書店」、そして二階の「長﨑次郎喫茶室」はこれまで通りの営業となりますので、熊本県民はもちろんの事、県外からもさらに愛される事でしょう。

長﨑次郎喫茶室へ

雨の中、寂しい気持ちになりながら、長﨑次郎喫茶室へ。書店の横にある階段を上がります。

珈琲だけを頂こうと思っていましたが、とても美味しそうにナポリタンを食べておられる方をお見掛けして、

(メニュー表)

水出し珈琲とナポリタンを注文しました。

こちらの水出しアイスコーヒーは限定15杯。いつ飲んでも心穏やかにしてくれる澄んだ味です。

「こんな雨の日は、少し、心が落ち着くというか、穏やかになりますね。お時間の許す限りごゆっくりどうぞ」とそっと置いていかれました。ふわふわの麺が懐かしくて、大盛が最大の優しさ。

大変残念なお知らせではありますが、沢山の出会いがあった長崎次郎書店の思い出を振り返りながら、

二階の窓からの雨の景色を眺めて、ゆっくりさせて頂きました。 6月30日までに、遠くの方もぜひ足を運ばれてみてください。

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