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【青春開花】 畳の上の格闘技 暁高校かるた部 全国大会へ闘志燃やす

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かるたの札を手に笑顔で集まる部員たち

 小倉百人一首の札を使って、記憶力・瞬発力・集中力・体力を駆使して札を取り合う競技かるた。暁高校(四日市市萱生町)かるた部は、高校日本一を決める全国高等学校選手権大会出場を目指し、練習に励んでいる。
 競技かるたは、百人一首のうち50枚の札を使用し、15分間、札の配置を記憶する。上の句が読み上げられた瞬間、選手たちは一瞬の判断で下の句の札を払い取る。畳を打つ鋭い音が響き、息をのむ攻防が繰り広げられる。精神力と体力の両方を求められることから、「畳の上の格闘技」とも呼ばれている。


 暁高校は3年制と中高一貫の6年制があり、合わせて13人が所属。中学生も一緒に活動し、木曜日以外の平日と月2回の土曜日に練習している。
 部長の半羽美結さん(3年制2年)は、小学校でかるたを体験し、関心を持った。同高に進学したのは、かるた部があったためだという。小学生の時に遊び感覚で楽しんだ「ちらし取り」とは違って、競技かるたは「おてつき」など厳しいルールがあり、最初は思うように札が取れず悔しい思いもした。努力を重ね、少しずつ札を取れるようになり、夢中になった。卒業生が訪れて華麗な札さばきを見せることがあり、大人になっても続ける姿に憧れを抱いている。
 毎年7月に全国高校選手権があり、県予選では桑名高校と代表の座を争う。暁高校は2年前に全国選手権に出場したが、この2年は桑名高校が出場。接戦に敗れて涙を流した悔しさを胸に、部員たちは再び挑戦を続けている。
 「札がとれるようになると自分の成長を感じられる」と半羽さんは語る。全国の舞台を目指し、今日も部員たちは、札へと手を伸ばす。

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