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ジュビロ磐田U-18の石塚蓮歩(2年)が飛躍の時!2人のアドバイスを胸に刻んで2ゴール<プリンスリーグ東海第7節>

アットエス

藤枝東高戦で2ゴールを挙げた石塚蓮歩(手前右)


<サッカー高円宮杯U-18プリンスリーグ東海第7節>

ジュビロ磐田U-18 4(0−0、4−1)1 藤枝東高

レフティー石塚が真骨頂発揮

ジュビロ磐田U-18の石塚蓮歩(れあ、2年)=オイスカFC出身=がプリンスリーグ東海第7節の藤枝東高戦で鮮やかな2ゴールを決め、首位撃破に貢献した。

期待のレフティーが点取り屋の嗅覚を研ぎ澄ませたのは0−0−で迎えた後半2分だった。中央でパスを受けると自らシュートコースを作り出し、左足を振り抜いて先制。39分にはゴール正面に飛び込み、右クロスを頭でねじ込んだ。

この日、石塚が意識していたのは「最後まで自分でやり切ること」。尊敬する2人のアドバイスを心に刻んでプレーしていたという。

1人目は磐田ユースの西紀寛監督。試合前日の練習後に一人呼ばれ、芝生に腰を下ろして10分ほど話をした。

「監督から『まだ、やり切るプレーを出せていない』と言われて…。今日は自信を持って、自分で仕掛けようと思っていた。1点目はボールをもらった瞬間、ここで勝負しなきゃ駄目だと思った」

2人目はベルギーのアンデルレヒトでプレーする元ジュビロ磐田の後藤啓介。シーズンを終えて一時帰国した時に、ユースの練習に顔を出してくれたという。

「右サイドでプレーする時、相手は自分の左足を警戒して2枚で中を切ってくる。啓介君にどうすればいいかと相談したら『海外だったら中を切られても、切られてる方を当たり前に抜いていく。それができないなら右足で点を決めろ。右足も警戒させるぐらいの選手にならなきゃ駄目だ』と、厳しく言ってくれました」

プリンスリーグは7試合で4得点。西監督は「プロで活躍するにはまだまだ足りない」と手綱を締めつつ、「今日はすごくよかった。これを継続してほしい」と目を細めた。

180センチの恵まれた体を持ち、しかもレフティー。今は中盤右サイドのチャンスメーカーとしてプレーすることも多いが、点取り屋としてのスケールの大きさは誰もが認めるところ。

「自分的にはフォワードの方がいいです」。2年生アタッカーが飛躍の時を迎えている。

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