佐倉草ぶえの丘「ローズフェスティバル2024」5月12日~6月2日まで開催【佐倉市】
佐倉草ぶえの丘バラ園は香りの良い品種が多く、野生バラやオールドローズが中心の庭園には海外の愛好家も注目。
5月12日から6月2日まではローズフェスティバル2024が開催されます。
ふんわりノスタルジックでかわいい雰囲気
佐倉草ぶえの丘バラ園は里山の起伏に富む地形を生かした回遊式庭園。
オールドローズと野生バラを中心に、1250種2500株を栽培管理しています。
4月下旬〜6月上旬は、早咲きから遅咲きへと次々と花が咲きつなぎ、訪れるたびに異なる表情を見せてくれる時季。
15のコーナーを巡る小道では、一番美しい咲き姿のバラたちに出合えるでしょう。
育成が難しく市場で敬遠されがちな品種を栽培、未来へつなぐこともこの園の大事な使命です。
美しさと香りを堪能できるボランティア
運営は専門スタッフと共に約60人の登録ボランティアが曜日ごとのグループに分かれ、一年を通して週1回の栽培作業に汗を流しています。
バラと相性の良い色や高さの植物を植栽したり、花が覆うスクリーンや小屋などのノスタルジックな建造物も、大工仕事が得意なボランティア作というから驚きです。
堪能な語学を生かし、国内外の来客者の園内ガイドをする人や、園内を撮影して開花状況や作業日記のネット公開も、得意な人が担います。
「バラを育ててみたくて参加した」新人さんは、ベテランさんと共に新苗を植えつつ、肥料の量や水極めのやり方を学んでいました。
奥深い専門知識と栽培技術が蓄積されたこの場が楽しいそうです。
17年続けているというボランティアさんは、「どこか痛くても作業するうちに元気になれる場所なの」と語ります。
農薬を最低限に抑えた園内は、チョウやハチが飛び交い、鳥のさえずりやカエルの声が響き、命の喜びにあふれます。
「誰よりもバラに近い場所で美しさと香りを堪能できるのが役得」とニコリ。
栽培の難しい品種に「きれいな花をつけてね」とささやきつつ、手入れした苗がつぼみをつけると、喜びもひとしおだそう。
ローズフェスティバル期間は京成佐倉駅発無料臨時バスや音楽ライブ、園内ガイドサービスも提供されます。
希少な品種も多いので、園内ガイドで気軽に聞いてほしいそう。
思いがけないバラと出合えるかも。
ローズフェスティバル2024
日時/5月12日(日)~6月2日(日)午前9時~午後5時(入園は午後4時まで)
場所/佐倉草ぶえの丘
住所/千葉県佐倉市飯野820
料金/大人410円、小人(小中学生)100円、未就学児無料
問い合わせ/043-485-7821 佐倉草ぶえの丘バラ園