激安ECサイト『Temu』が釣り初心者におすすめできない理由3選 釣果への近道は釣具屋に有り?
Temuは中国発の激安ECで、釣具も豊富に揃っているが、釣り初心者にはあまりおすすめできない。サイト自体が怪しいとか、商品の品質が悪いとか、そのような問題があるからではない。この記事では、おすすめ出来ない理由を3つに分けてお伝えしたい。
Temuとは
Temuは中国初の激安ECサイトで、非常に多くのカテゴリの商品を取り扱っている。特に、驚くほど低価格で商品を注文できる点が特徴だ。
釣具に関しても豊富なラインナップが揃っており、ロッドやリール、ルアーなど、さまざまなアイテムを格安で購入できる。
しかし、釣り初心者にはTemuでの釣具購入をあまりおすすめできない理由がいくつかある。
なぜ釣り初心者にTemuはおすすめできないのか
Temuに限った話ではなく、筆者はAmazonや楽天市場を含めたECサイト全般が釣り初心者におすすめできないと考えている。その理由を3つ挙げてみた。
1. 釣り場の情報が手に入らないから
魚を釣るために最も重要な要素は、釣れる場所に行くことだ。実際に、釣果を上げるための約6〜7割は、適切な釣り場を選ぶことで決まると言っても過言ではない。釣り初心者が知識のないまま海や川に行っても、なかなか魚を釣ることができず、坊主(何も釣れない状態)になることもあるだろう。
インターネット上でさまざまな情報を見つけられるが、それも断片的であることが多く、初心者が効果的に釣果を上げるのは難しい。
確実に釣果を上げたい場合、釣りに詳しい知人がいれば、その人に頼るのが良いが、いない場合は釣具屋に足を運ぶのがおすすめだ。釣具屋には釣り場の情報に詳しい店員さんがいることが多く、彼らから釣れる場所やコツを教えてもらえる。
2. 釣り方の情報が手に入らないから
釣りというのは奥が深い。釣り場ごとに適した釣り方があり、その状況に応じた釣り方を知らなければ、なかなか魚を釣ることはできない。
TemuのようなECサイトでさまざまな仕掛けやルアーを眺めていても、その場で釣れる具体的な釣り方の情報は手に入らない。釣りの種類や釣り場のコンディションに合った釣り方を知らずに適当な道具を使っても、釣果には結びつかないのだ。
特に、初心者には扱いが難しい仕掛けやルアーも存在する。そのため、まずは初心者向けの釣り方を教えてもらい、そこから始めることが大切だ。釣具屋の店員さんはその地域の釣れる釣り方に精通しているため、初めて釣りをする人でも安心して教えを乞うことができる。
3. 適切な釣具を選ぶことが難しいから
釣具選びは、ロッドやリールを選ぶところからスタートする。しかし、釣具の種類は非常に多く、初心者にとってはどれを選ぶべきかが分かりにくい。ロッドには長さや硬さが異なり、リールはサイズやギア比が細かく分かれているため、それらを自分で選ぶのはかなりの難易度だ。
ここでも、頼りになるのが釣具屋の店員さんだ。予算や釣りたい魚に応じて、店員さんは適切な製品を絞り込んで提案してくれる。専門知識がなくても、店員さんに相談することで、初心者でも安心して釣具を揃えられるのだ。
釣り初心者は釣具屋に行こう
釣り初心者にとって、最も大事なのは適切な情報を得ることだ。釣り場の情報や釣り方のコツ、さらには自分に合った釣具を選ぶためには、ネット上の情報やECサイトの購入レビューだけでは不十分だろう。
そういった情報は、釣具屋に行けば詳しい店員さんが提供してくれる。まずは釣具屋を訪れ、必要な情報を得た上で釣りに挑戦しよう。Temuの利用は、釣りに詳しくなってからでも遅くはない。
<藤田浩平/TSURINEWS編集部>