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オフショアジギングでワラサ連打【福井・あみや渡船】キャスティングにもヒット

TSURINEWS

ワラサ続々ヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

5月5日、福井県・若狭大島から出船するあみや渡船のキャスティング、ジギング、タイラバ便に乗船した様子をレポートしたい。早朝に出船してすぐに近場のポイントをキャスティングで狙っていく。晴天で朝は風もなく、ちょっと海がキレイすぎるのかスタートは気配が感じられない。

キャスティングにワラサヒット

ヒラマサらしきチェイスがあるが、バイトには至らなかった。早朝のキャスティングは不発に終わり、沖のポイントへ移動となる。ほどなくして水深80mほどのポイントへ到着。キャスティング組とジギング組に分かれて、私はジギングでスタート。

キャスティングでヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

少しするとミヨシ側で水面がザワつき、トリヤマができている。キャスティングのアングラーにチャンス到来だ。風に乗せてフルキャストし、トリヤマを直撃させている。プラグで水しぶきを上げながら操作させてくると狙い通りにヒット。

キャスティングでダブルヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

エキサイティングなトップの釣りは、バイトの瞬間が丸見えだから面白い。ゴリ巻きで強引に寄せた1匹はワラサだ。これに連鎖して、全体でヒットコールが続く。

ジギングでもワラサ好捕

これを見届けてから次は私の番だとジギングに集中。ジギングは私だけだったので情報がない。そのためジグや巻き方をいろいろ試しながら魚を探していく。まずはボトムからワンピッチや速巻きからのロングジャークで狙っていくが、反応がない。ならばとちょんちょんと小さくアクションさせ時折ステイを入れ、なるべく長く魚に見せるようなイメージでジグを動かしてみた。

すると底から20mほどのレンジでステイからふわっとジグを持ち上げた瞬間、サオ先にゴゴンと衝撃が走る。これに反応してしっかりとフッキングさせてヒット。たたきつけるような青物の引きは、ジギングの醍醐味だ。

ロッドを曲げ込んでファイト(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

ロッドにしっかりと仕事をさせて、なるべく無理せず巻き上げてきた魚は60cmクラスのワラサだった。ヒットジグはクレイジーオーシャンのオーシャンフラッシュセミロング180gのイワシカラーだ。この海域にはイワシが入ってきており、ベイトとなっているらしいと聞いていたため、まさにマッチザベイトで獲れた1匹にニンマリ。

時合い逃さず結果を出す

トップの反応を見ていてちょっと不安になっていたが、まずは無事に1匹目が獲れてひと安心。気を良くして同様のパターンで狙っていく。何度か底を取り直した後に、ボトムから小さくちょんちょんと優しくアクションさせると、すぐにジグの重みが抜ける違和感が出た。素早くラインを巻き取ってサオを絞るとこれも乗った。

ボトムに近いところでヒットしたため腕がつらいが、無理せず巻けるときにじっくり巻くと先ほどと同サイズのワラサを手にすることができた。

ジギングでキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

時合いをなんとかモノにしてその後タイラバを楽しむが、マフグを追加したのみで時間切れでロッドオフとなった。

青物は夏に向けてやせてくるのが例年のパターンだが、今年はまだまだベイトをしっかり食っているため、丸々としたコンディションの良い魚が多い。まだしばらく楽しめる予想となっているようだ。

<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年6月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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