【ならふしぎ】龍神ゆかりのパワースポット「九穴八海」って何だ?
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龍神ゆかりのパワースポット「九穴八海」って何だ?
宇陀市室生地区には太古の火山活動が生み出した奇岩や洞穴、渓谷が多く存在し、古くからそうした場所には龍神をはじめとする神々が宿ると信じられてきました。
「九穴八海(くけつはっかい)」は室生に点在する17か所の伝説地・霊地の総称するもので、3つの龍穴と6つの岩屋を「九穴」、5つの渕と3つの池を「八海」としており、それぞれに龍神や空海などにまつわる伝説が残されています。
天の岩戸しかし長い年月を経て所在地が不明となったものや消滅してしまったものもあり、ほとんどが室生寺や龍穴神社周辺に推定されているものの、場所が確かで安全に訪ねることができるのは龍穴神社のご神体「妙吉祥龍穴」やその参詣道の途中にある「天の岩戸」など、わずかとなっています。
【九穴】
妙吉祥龍穴(訪問OK)
沙羅吉祥龍穴
持宝吉祥龍穴
天の岩戸(訪問OK)
護摩の岩屋
軍荼利の岩屋
仙人窟(訪問OK)
鬼の岩屋
世度の岩屋
【八海】
爪出渕(訪問OK)
毒魔渕
穴の渕(訪問OK)
悪龍の渕
袈裟の渕
龍王の池
鏡の池
衣の池
※渕はいずれも川の対岸より目視確認できる程度
妙吉祥龍穴秋は紅葉も美しい室生。紅葉狩りとともに大自然に宿る神仏のパワーをいただきに足を運んでみては。