京都名物「からしそば」好きの私が、ローソンの『鳳舞楼監修 からしそば』を食べてみた結果
京都の名物のひとつに「からしそば」がある。広東系の中華料理店で提供している、その名の通り辛子と中華そばを使った一品だ。
ここ最近の記者の趣味は京都に行った際、タイミングが良ければ「からしそば」めぐりをすること。時折自分で作ったりもする。
しかしやはり店の味には程遠く、そうなると京都へ行くしか食べる手段がなかったのだが、なんと! ローソンが近畿地区限定で2024年9月3日より『鳳舞楼監修 からしそば』を販売しているではないか。
・京都の人気店が監修
ローソンの『からしそば(税込646円)』を監修している鳳舞楼(ほうまいろう)は、京都で人気の中華料理店だ。からしそばはもちろん、そのほかのメニューも大変評判が良く、いつも多くのお客さんでにぎわっている。
2024年3月に移転したばかりで、記者も先日新店舗にお邪魔したところだ。以前よりアクセスも良く、利用しやすくなっていた。もちろん味は変わらず、何を食べても美味しい。
京都にからしそばの名店はいくつかあるが、それぞれに少しずつ異なり、鳳舞楼のからしそばは上品なホテルで出て来るような味わいだと思っている。まあまあ鼻がツンとする量の辛子が入っていて、クセになることは言わずもがな。
そんな鳳舞楼監修の商品だ。ローソンのものも期待はできるが、しかしコンビニ商品ということで万人が食べやすい味である必要もあるだろう。どこまで辛子を押し出しているかが焦点となる。
・コンビニらしさあり、お店らしさもあり
『鳳舞楼監修 からしそば』は1500Wで1分、500Wで3分レンチンすればOKとのこと。楽でとても良い。その通りに温め、いざ開封だ。
具材はレタス、エビ、きくらげ、蒸し鶏と店舗で食べるからしそばとほぼ同じ。ボリューム感はやや劣るが値段がそのぶん安いので、十分である。
麺は少々伸びっとしているが、コンビニ商品なので許容範囲だ。肝心の味はどうだろうかと、鶏ガラの昆布だしに酢としょう油が入ったあんとよく混ぜ合わせながら食べてみる。
箸で持ち上げるとあんが麺にしっかり絡みつき、感触はお店のものに近い。口に入れると、なるほどこれは……結構再現度が高いのでは??
先に書いた通り、辛子の量がどれだけのものかと思っていたが、そこそこしっかり入っている。辛い食べ物は全く受け付けないという人には、オススメできないくらいには辛子を感じられるのだ。
よく見ればパッケージに「辛いものが苦手な方やお子様はご注意ください」と書いてあるではないか。そりゃあそうだと、納得してしまうほどにはちゃんと辛い。
しょう油かなにか、味はお店のものより濃い目に作られていると感じた。良い感じにコンビニで買った商品らしさがあり、しかしながら鳳舞楼っぽさもありで、なかなか美味しい。
この値段でこのクオリティならば、もう何度か買ってみようと思える味である。さすがは鳳舞楼の監修、大満足だ。
冒頭に書いた通り、残念ながら近畿地区限定なのだが、この味は全国でも通用することだろう。いつの日か、近畿地区外の店舗でも販売されることを願っている。
参考リンク:鳳舞楼監修 からしそば
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.