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警察の懲戒処分 直近10年で最多の337人 静岡県警も前年比2倍超で最多 逮捕者も大幅増

Shizuoka

■2025年の警察の懲戒処分は337人 前年から98人増加

警察の不祥事が、近年で最も高い水準に達している。警察庁がまとめた統計によると、2025年に全国で懲戒処分を受けた警察官や警察職員は337人に上り、前年から98人増加した。直近10年で最多となり、不祥事の増加が浮き彫りになった。

「逮捕される事案では」の声も 教師が教え子へのわいせつ行為で懲戒免職

懲戒処分を受けた警察官や警察職員337人のうち、逮捕されたのは前年より7人増えて64人だった。業務上の処分を受けた職員は49人増加の102人となった。警察庁によると、勤務中にスマートフォンでゲームをするなど、職務に集中していなかったとして処分されるケースが増加傾向にあるという。

近年は、警察組織の対応が厳しく問われた事案も相次いだ。ストーカー被害を訴えていた川崎市の女性が殺害された事件では、神奈川県警の幹部ら5人が懲戒処分となり、組織としてのチェック機能の在り方が厳しく問われた。

懲戒処分の理由で最も多かったのは、セクハラや盗撮、不適切な交際などを含む「異性関係」で104人だった。次いで「窃盗・詐欺・横領など」が63人、「職務放棄・懈怠(けたい)」が44人と続き、いずれも前年から増加している。

処分の重さ別では免職が44人、停職が97人、減給が144人、戒告が52人となっている。年代別に見ると、30歳未満が113人と全体の3割を超え、若い世代の不祥事が目立つ。都道府県警別では、兵庫県警が50人で最も多く、神奈川県警34人、警視庁30人、大阪府警26人、福岡県警18人と続いた。

過去10年で懲戒処分が最多となった静岡県警

■静岡県警の懲戒処分は10人 6人増加で過去10年最多

全国的な傾向は、静岡県警にも表れている。2025年に懲戒処分を受けた県警職員は10人で、前年から6人増加した。これは、過去10年で最も多い。全国の都道府県警の中では8番目に多い水準だった。

処分の内訳は、免職が3人、停職が3人、減給が4人。免職となった3人はいずれも刑事責任を問われたケースで、詐欺容疑で逮捕された浜松中央署交通課の20代の男性巡査長、酒気帯び運転の道交法違反容疑で逮捕された静岡中央署地域課の20代の男性巡査、さらに県東部の署に勤務し、身内の女性らに対する不同意わいせつなどの疑いで書類送検された40代の男性警察官が含まれる。

2025年に逮捕された県警の警察官も前年から5人増えて、6人に上った。このうち、建造物侵入や性的姿態撮影処罰法違反の疑いで2024年9月に逮捕された静岡南署付の40代の男性警部は現在公判中で、今後懲戒処分が下される見通しだ。全国的に懲戒処分が増加する中、警察組織全体の信頼回復があらためて問われている。

(SHIZUOKA Life編集部)

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