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災害対策、してますか?

TBSラジオ

「私たちの未来は、私たちで作る!」
あなたの「困りごと」、「モヤモヤ」、「お悩み」、
もしくは、「変えていきたい社会の課題」などを通して、みんなで一緒に「これから」を考えていく番組。

今回は、渋谷で録音した「街の声」にスタジオの3人がこたえました。
街頭インタビューをおこなったのは8月9日、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」を出した翌日です。

突然断水とかになった時に、飲み水くらいは確保できたらいいなっていうので、なるべくペットボトル3本くらいは冷蔵庫に常備するようにしています。防災グッズのセットみたいなのを買いたいんですが、一人暮らしであんまりお金もないので、あるかわからないものに備えるのが、大金を出すのが、なかなか難しいなというのがあります。

防災リュックは買ったので、一応、備えはしてますね。あと水とか。それ以外は特にしてないですね。
ぼくは千葉に住んでいるので、千葉も東京も、いつ大きい地震があってもおかしくないと思うので。災害が起きた時に、一人暮らしなので、まわりに親とかもいないので、何かあった時に一人でやるとなると、うまくできるのかな…と。避難所の行き方も、まだやったこともないですし、調べたこともないので。
すでにあるかもしれないけど、若い人ってアプリとかで見ると思うので、そういう情報がまとまっているアプリとかが周知されると、若い人も高齢者も一目でわかるのかなと。ぼくはそういうの、あまり知らないので、入れてもないですし、検索もしていないので、なにかあればいいのかなと。

私自身はそんなにしてなくて。水とか、簡単なものはやっているんですが、お金がかかるので。徐々に、これから防災セットじゃないですけど、集めていきたいなと思っています。
ハザードマップ、見たことはあるんですけどいまいちわかってなくて。見づらいというか、具体的にどういう被害が出るとかがわかりづらいので、もうちょっと若い人たちに防災の意識?そういうのを持たせてくれるような発信があったらいいなと思っています。

上村:今回は街の声から、防災に関するモヤモヤを聴いていただきました。若い方が多かったですね。

小泉:撮影現場とかでもメイクさん、衣装さんとかともそういう話になるんですけど、若いスタッフの方とかは「備えておきたいけどやっぱり高くて買えない」っていう人が多いですね。備え、やってますか?

大石:南海トラフが起こるかも、という状況になって、改めて見直しましたよ。でもね、携帯トイレとか、結構売り切れてた。あと、ペヤングとかも。

小泉:私は、阪神淡路大震災があった時からリュックに必要なもの、スニーカー、ラジオ、乾電池とかをパッと持ち出せるようにベッドに近くに置いてます。時々入れ替えたりとかして。あと、車の中にも必ずスニーカーとか防寒用のベンチコートとかは入れてあるんです。

上村:大切ですね。

小泉:東北の地震の時、東京もとても揺れたじゃないですか。それでみんな帰れなくなって、何時間もかけて歩いて帰るとか、そういう話もあったので。だから、車を捨ててでも、歩いて帰るために、スニーカーとか。

大石:何日分の備えをしてるんですか?

小泉:食料とかはあまり入れてないんです。食べ物は、割と箱買いするタイプなので、お水とか食べ物とかはキッチンにあるからなんとかなるかなって、そんな感覚だったりするけど。今年買い足したものもありますね。猫が2匹いるから、2匹を一緒に入れられるキャリーとか。家で過ごすことになるかもしれないから、お手洗いとか、何かの時のためにタンクに水を入れておく。あとはお風呂場も、一応バケツに水を入れて。

上村:私も防災リュックは持ってますけど、他のをちゃんと揃えてるかと言われたら…あんまり揃えてないですね。千葉の実家にいる時に、家で防災訓練をやったことがあります。

小泉:家族で?

上村:はい。東日本大震災の後だったんですけど、まだ弟と妹が小さかったので。もし地震が起きた時に「みんなこういうふうに動きましょう」とか、どうしても連絡が取れなくなったら「この山のこの木のところに集合ね」とか。

小泉:そうだよね。お住まいの地域とかで避難所とかを決めているところがあるでしょ、備蓄も多少はしていたりするじゃないですか。そういうことを把握していることとか。
一人暮らしだったりするけど、私はマンションの人に会うと「こんにちは」って言うようにしているので、顔がわかっている、っていう状況にしているのも重要かなと。

フランス・パリから広まった「隣人祭り」


今夜、横浜の団地で開催!

お悩みから視点を広げて、こんな話題も紹介しました。

上村:「隣人祭り」とはフランスのパリで1999年、たった一人の青年がはじめて世界中に広がったムーブメントです。ご近所さんが集まって、一緒にご飯を食べる。ただそれだけのイベントですが、そういう機会を設けることで顔見知りを増やそう、という目的です。
今夜(8月24日)、「隣人祭り」が開催されているのは神奈川県横浜市のすすき野団地です。

小泉:いいですね。昔は、いろんな催しがあって、自分たちの地域の人全員知ってました。私たちは名前も知ってました。でも、そういうのがどんどん減っていて。小さなコミュニティで顔を知る、というのはあったらいいかもしれないですね。

上村:ご近所さんとの付き合い、一切ないです。目の前のお部屋の方が4人家族かな、とかそれくらいのイメージしかないですね。

小泉:「気安くお話しして迷惑だったら悪いよね」みたいな感じが、都会だとありますよね。うちのマンションは世帯数がすごく少ないんですね。海外の方とかも結構住んでいるんですけど、海外の方ってマンションでなにか起こったら「ちゃんと説明をしてくれ」って感じで、マンションのロビーに全員集まって説明会みたいなものがあって。だから、全員知ってます。あと、管理人さんが子どもたちが学校に行く時にもにこやかにお話ししていて。隣のマンションの子どもとも喋ってるんです。そういう人が繋げてくれてる、っていうのがあるかな。ちょっと声を掛け合うとか、あったらいいですね。

大石:「このマンションは、繋がるマンション」って言っておいてくれれば繋がりやすいかもしれないですね。

小泉:不動産の方も「繋がるマンション」っていう言い方もアリかもしれないですね。売りとして、コミュニティとしてきちんと繋がれるマンションですよ、っていう提案があってもよさそう。

(TBSラジオ『サステバ』より抜粋)

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