<いじめの始まり>「わざと違う場所を教えて置き去りにしよう」仲良しの友達が加害者になった…
小学生以上になると、お友達との関係で悩む機会も増えていくかもしれません。先日ママスタコミュニティには「小学生。わざと違う待ち合わせ場所を言ってきた友達」というタイトルで、こんな投稿がありました。
『「あの子にわざと違う場所を教えて置いて行ってやろう!」と言う友達、どう思う? 仲がいいと思っていた友達がそれをしてきて、娘はすごくショックを受けている。その子から遊びに誘われたときに「ごめん、今日は他の子と2人で遊ぶ約束をしている」と言ったら、その子からするとうちの娘が仲間外れにして裏切ったとなったらしく、娘に仕返しをするために、違う待ち合わせで置き去りにしてやろうという考えだったらしい。教えてくれた子が言っていた。「2人で遊ぶから」と断るのはおかしいこと?』
投稿者さんの娘さんは、仲がいいと思っていたお友達から仲間外れにされたそう。娘さんがその子から誘われたときに断ったことがあり、それを裏切りだと受け取ったお友達が復讐を企てたようです。その子の親御さんも、「2人で遊ぶのはおかしい、みんなで遊べばいい」という考えのよう。そして今回のような悪質な仲間外れにつながりました。この投稿にママたちからはさまざまなコメントが寄せられています。
復讐を考えたお友達。その子の性格に問題あり?
『復讐のつもりで仲間外れを計画するなんてありえない。少しずつ距離をとっていくのがいいかもね』
『普通の子はやらない。それをやっちゃうのってもう性格だとしか考えられないよ。自分がちょっと気に入らないことがあればやってしまう癖みたいなもの』
『小5のとき同じことがあったよ。子ども同士だし行き違いがあったのかと思っていたけど、故意だったことが判明。腹立つよね。ちなみに仕掛けた子は大人の前ではいい子』
娘さんは悪気なくやったことが悪いことだと受け止められて、仲間外れにされました。「わざと違う待ち合わせ場所を教えて置いて行く」という知恵を働かせた復讐方法に、ママたちからは「それは性格悪いよね」と同情の声も多く寄せられていました。小学校3年生というまだ幼さが残る年齢にもかかわらず、悪知恵を働かせて相手にダメージを与えようと考えたお友達。同じような経験をしたママもいましたが、一般的な小学生によくあることではないというコメントもありました。
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『その子と遊ばなければいいよ』
『うちの子にも似たようなことをした子がいたのを思い出した。その子は以前から問題児で保護者界隈で嫌われていたけど、うちの子には被害がなかったから悪口は言っていなかった。でも実際されて許せなかったので、広めてくれそうなママさんたちに話した。あっという間に拡散した』
今回の件で投稿者さんはどのように対応したらいいのか、娘さんにどうケアしてあげたらいいのかと悩んでいるのかもしれません。娘さんは仲がいいと思っていたお友達からの復讐を知り、とても傷ついたことでしょう。ママたちからは「そんな子とはもう遊ばなくていいのでは」という意見がありました。女の子は特に、決まったグループで行動することも多く、一度仲良くなったお友達と急に疎遠になってしまうのは悲しいでしょう。しかし娘さんの悪意がない、むしろお友達を配慮した上での行動で悪者扱いされて復讐まで企てられているのですから、その子とは合わないのではないでしょうか。またそんなことを企てるような子は娘さんに限らず、他のお友達にも同じような行動をする可能性も。そうすれば自然と周りからお友達がいなくなっていくでしょうし、親の耳に入るのも時間の問題かもしれませんね。
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『うちは6年だけど、未だにそういう揉め事があるわ。「今日は遊べない」という断り方で「わかった~」で終わる子もいるけど、「他の人と遊ぶから遊べない」と言うと、仲間外れにされたとか騒ぐ子は面倒くさいよね。みんなで遊ぶ日もあれば、特定の子と何かをして遊びたい日だってあるし』
『「一緒に遊びたいけど、他の友達がダメだと言うから一緒には無理なんだよなー」というときもあるよね。私は「他の子と遊ぶ」と言えない子だったから、「お買い物に行く」とか嘘をついてなんとか切り抜けていた。でもこっそりお家で遊んでいたら、その断った子が突撃してきちゃってバレたことがあって修羅場よ。まあ今でもその子とは仲良しだけど。子どもの頃ってそんなものよ。気にしないのが一番よね、お互いさまだよね』
娘さんに嘘の待ち合わせ場所を伝えて、置いてきぼりにしようと考えていたお友達。この復讐方法の是非は置いておくにしても、「他の子と遊ぶから遊べない」と断ったり、そのことで「仲間外れにされた!」と騒いだりすることは、小学生にとってあるあるなことのようです。複数のメンバーと遊びたいときもあれば、先に約束していたお友達だけと遊びたいときもあるのは大人も子どもも同じこと。相手への申し訳なさを感じたり、理由を考えたりして配慮を学んだり、断られる側も「私のことが嫌いなわけではないけど、いつもと違うメンバーと遊びたいときもあるよね」と状況を受け入れたり。こうして他人とのコミュニケーションやマナー、思いやりなどを勉強していくものではないでしょうか。
今回、娘さんは正直に「他の子と遊ぶから今日は遊べない」と断ったことで、悪者扱いや復讐に繋がってしまいました。そんな復讐を企てるその子に問題があるのは大前提ですが、断り方によってはそのように受け止める人もいる、ということを今回の件で学んだのではないでしょうか。今後、その子と仲良くするかしないかは娘さん次第です。投稿者さんからは「世の中にはそういう人もいるんだよ」と教えて、もっと広い視野で考えさせられるといいかもしれませんね。そうすれば別のお友達と仲良くできたり、今後の対応を学んだりできるのではないでしょうか。