アジングで31cm頭に良型アジ2桁釣果【熊本・天草】キャロとジグ単の使い分けで速い潮流を攻略

11/29(土) 11:30配信

天草エリアのアジングで仕留めた良型（提供：TSURINEWSライター・津崎圭介）

熊本県・天草エリアでの秋アジング。潮流が速いこのエリアでは、リグ選択が釣果を大きく左右する。今回はキャロリグとジグ単を使い分け、2回の釣行で30cmオーバーを含む良型アジを連発することができた。

天草でアジング釣行

当日は潮通しの良い外向きエリアを中心にエントリーした。天草特有の速い潮流の中では、ジグ単ではレンジキープが難しい場面や、流芯までリグが届かない場面も多い。

まずは5g程度のキャロで広範囲を探りながら状況を把握する。流れのヨレや反転流、地形の変化を捉えながらアジの着き場を見つけていくことが釣果アップの鍵となった。

当日の仕掛け

潮流の速いポイント、または流れの強い時間帯ではキャロが主役。使用ラインはDUEL「アーマードF＋プロアジ・メバル」0.2号に「パワーリーダーフロロカーボン」1.5号をセット。

2〜12gのキャロを状況に応じて使い分け、サルカンを介して「魚に見えないピンクフロロ」1.25号のリーダーを接続。根掛かりしてもキャロを回収できるシステムで挑んだ。

基本の釣り方

潮上へ遠投し、アップクロスで潮に馴染ませながら広範囲をスローに探る。この際、潮の流れに合わせてラインスラッグの量を調整し、丁寧に当たりを取っていくことが釣果アップのコツ。

慣れないうちはカウントを取りながら当たりの出るレンジやリグを探すのがポイントだ。今回は、潮流の変化点や深場から浅場へと変化する地形の境目付近でバイトが集中した。

ジグ単リグに変更

キャロでレンジと群れの位置を掴んだ後は、ジグ単でピンポイント攻略へ。タックルはDUEL「The ONE」0.2号に、「魚に見えないピンクフロロ」1.25号を組み合わせた。潮流に合わせて1g〜3gのジグヘッドを選択。潮位が高くなってきたタイミングや、満潮からの下げ始めでは駆け下がり周辺でのボイルも見られた。

潮汐変化が大きい天草では、アジが回遊する時間も短いことが多いため、変化に合わせてキャスト位置を細かく調整することが重要だ。狙いのレンジを長く流せる重さを選び、潮が緩んだタイミングや常夜灯周りではフォール中のバイトが頻発した。状況によってキャロとジグ単を切り替えることで、効率的に釣果を重ねていった。