みかんの汁を舐めていた『空腹でゴミ置き場をさまよう猫』が保護された結果…後に見せた姿に「涙が止まらない」「本当にありがとう」の声
Instagramアカウント「tsukaneko222」に投稿されたのは、寒空の下で食べ物を求めてゴミ置き場をさまよう野良猫を保護した様子をまとめたリール動画です。投稿は34万回以上再生されるなど注目を集め、やせ細った猫が愛情とぬくもりを知って甘える様子に「保護されてよかった」「外の暮らしの過酷さに胸が痛む」との声が上がっています。
ゴミ置き場をさまようやせ細った猫
保護猫活動やTNR/TNTA活動を行う慈善団体の活動記録を投稿されているInstagramアカウント「tsukaneko222」さん。寒さ厳しい冬のある日に保護したのは、食べる物を探してゴミ置き場を探し回り、ほんの少しだけこぼれたみかんの汁を舐めていたという1匹の野良猫でした。
猫はガリガリにやせ細っていて体力もないようで、鳴き声は風にかき消されてしまうほどかすかなものだったそうです。未去勢だったこともあり、動物病院で入院することになったといいます。
初めて得られた「安心感」
病院での詳しい検査の結果、野良猫は「猫白血病ウイルス」と「猫免疫不全ウイルス」のダブルキャリアであることが発覚したそう。猫のリリースは見送られ、団体の保護猫施設「つかねこの家」で終生飼養することになったといいます。
これまでとは違い、安全な部屋の中で「もう、大丈夫」と声をかけられながら温かいご飯を食べることができた猫。夢中で食べる姿は、団体スタッフの方々の胸をきゅっと締め付けたのだとか。
「イーサン」君という素敵な名前をつけてもらい、愛される喜びを知ることができたのでした。
愛情を知り甘える姿に感動
イーサン君は団体の代表さんに抱っこされ、人間のぬくもりを知ったそう。もちろん警戒心はあるものの、ゆっくりと身を預けて目を閉じ、子どものように甘えてきてくれたといいます。険しかった表情が一転し、穏やかで柔和なお顔になったのはとても感動的でした。
こちらの投稿には、「保護して下さりありがとうございます」「極寒、酷暑、大雨、大雪の中一生懸命健気に生きてる子達…お金と土地があればみんな保護してあげたいです」「お外の子の厳しさに触れる度、本当に胸が痛みます」「どの子も当たり前に生きていいはずなのに…人知れず消えていく命なんてあっていいはずない」「見つけてもらえて良かった」といったコメントが寄せられています。
Instagramアカウント「tsukaneko222」では、これまでに保護された数多くの猫さんたちのお世話の記録を見ることができます。命の尊さを再認識できる投稿です。
本記事でご紹介させていただいたイーサン君は、穏やかに眠るように虹の橋を渡りました。保護主様と過ごした日々は、イーサン君にとって心安らぐ温かな時間だったことと思います。イーサン君の安らかな旅立ちを、心よりお祈りいたします。
写真・動画提供:Instagramアカウント「tsukaneko222」さま
執筆:曽田恵音
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。