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宇部の自然と香りに癒され、“お茶尽くし”の絶品ランチとスイーツ 宇部市「小野茶直売所」

山口さん

宇部市郊外、小野湖の静かな水面を望む場所に佇む「小野茶直売所」。

ここは、創業1975年から続く宇部市の名産「小野茶」を気軽に味わえる直売所として、地元の人々に長く愛されてきたスポットです。

「毎日飲むものだからこそ良い物を」。

そんな想いを掲げる「小野茶直売所」は、単に茶葉を販売するだけの店ではありません。お茶を“食べる”という新しい楽しみ方を提案し、若い世代から年配の方まで幅広い層から注目されています。

店内に一歩入ると、棚には小野茶を使った商品がぎっしり。茶葉、そば、どら焼き、かりんとう、スイーツ、そのラインナップの豊富さに驚かされます。

奥にはイートインスペースが設けられ、テーブル席やソファ席など、ゆったり過ごせる空間が広がっています。大きな窓から見える小野湖の景色は、何度訪れても気持ちを穏やかにしてくれますよ。

今回いただいたメニューは、直売所ならではの小野茶をふんだんに使ったメニューの数々。その魅力を筆者視点でたっぷりお伝えします。

まず味わいたい「小野茶そば」

小野茶そば 500円

訪れて最初に注文したのが、リーズナブルさで思わず二度見してしまった「小野茶そば」。

価格はなんと500円。今どきワンコインでランチが楽しめるお店は珍しいですが、その内容は価格以上の満足度でした。

茶葉を練り込んだそばは淡い緑色で、見た目からして涼やかな印象。

上には甘辛く炒めた豚肉、錦糸卵、刻み海苔、そして大きなお麩が添えられ、彩り豊かな一皿に仕上がっています。そばつゆは少し濃いめで、茶そばの香りとマッチしています。

一口すすってみると、そばのコシとともにふわっと広がるお茶の香りが心地よく、口当たりは軽やか、ついつい箸が止まらなくなる味わいだ。

特に印象に残ったのが、トッピングのお麩。

たっぷりと出汁を吸ったお麩は、かじった瞬間にじゅわっと旨味が広がり、単なる付け合わせを超えた存在感を放っていました。

さらに嬉しいのが、そばを注文すると温かい煎茶がセットでついてくること。

この“お茶の香りでリセットされる感覚”が、食事全体をワンランク上の体験に引き上げてくれます。

見た目も味も完成度の高い「どらやきと茶アイス」

どらやきと茶アイス-小野茶ソースと共に-  580円

続いていただいたのは、写真映え間違いなしのスイーツ「どらやきと茶アイス 〜小野茶ソースと共に〜」。

このメニューは500円台とは思えないほどの完成度で、皿の上には和と洋が絶妙に調和した美しい一皿が登場します。

どら焼きの生地はしっとりもちもち。

餡子には小野茶の粉末が練り込まれ、お茶特有の香りとほんのりとした苦味が後を引きます。。

添えられた小野茶ソースは濃厚で、どら焼きにもアイスにも相性抜群。甘さと渋みが交互に押し寄せ、味の奥深さを感じさせてくれます。

茶アイスもまた秀逸。

小野茶の粉末がしっかり使われており、口に入れた瞬間に広がるお茶の風味は、甘いものが苦手な人でも食べやすい上品な仕上がりです。

お皿にはラズベリーも添えられ、甘さに疲れた口をリフレッシュしてくれます。

このメリハリのある構成は、直売所ならではの心遣いを感じるポイントです。

香ばしさがクセになる「ほうじ茶ソフト」

ほうじ茶ソフト 400円

スイーツ好きにおすすめしたいのが、小野茶直売所で特に人気を集める「ほうじ茶ソフト」。

薄緑色の柔らかいトーンが特徴のソフトクリームは、一口食べただけで茶葉の風味が広がり、甘さ控えめで後味がすっきりしてます。

ほうじ茶ならではの香りがしっかり感じられ、食後のデザートとしても、散策のお供としてもぴったりの逸品。

どの年代にも好まれる味で、直売所でもリピート率が高いというのも納得できますよ。

自然と香りに包まれる癒しのひととき

小野茶直売所は、“小野茶を飲むだけのお店”ではありません。

茶そば、どら焼き、アイス、ソフトクリームなど、多彩なメニューを通じて小野茶の魅力を最大限楽しめる場所です。

どのメニューも価格設定が驚くほど良心的で、「この内容でこの価格?」と嬉しい驚きを提供してくれます。

静かな湖畔の空気と小野茶の香りに包まれながら味わう時間は、日常の疲れを自然と癒してくれます。

家族でもデートでも、一人でふらっと訪れても心地よく過ごせる、まさに“宇部の癒しスポット”です。

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