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【コロダイの投げ釣り】近年急増の大物を攻略!釣れる時間帯・場所と仕掛け

つり人オンライン

コロダイ

南方系のパワーファイター「コロダイ」。近年増加傾向にあるこの好敵手を投げ釣りで攻略するには、回遊ルートと捕食のタイミングを読む必要がある。本記事ではベテランキャスターの山崎憲二氏が、ねらいやすい時間帯やポイント選び、力勝負を制する仕掛けと釣り方まで徹底解説する。

解説◎山崎憲二

様々な魚種を投げ釣りで狙うベテランキャスター。釣り雑誌編集者として40年以上のキャリアをもち、投げ釣り専門誌に携わった経験も。著書に「投げ釣りパーフェクト教書」。

磯のパワーファイター『コロダイ』の投げ釣り

コロダイは、南方系の魚なのでもともと紀伊半島や四国南部、九州などが生息域だが、温暖化の影響か関東沿岸でもその数が増えている。

投げ釣りで釣れるコロダイは45〜50cmがアベレージで、まれに70cmオーバーも出る。60cmを超えれば大型といえる。磯魚だけに力強い引きが魅力。60cmオーバーになるとサオをのされそうになる。

時間は夜釣りがメインだが「マズメ時」と「干潮前後」を絡めたい

コロダイは夜行性の魚なので夜釣りが断然有利。中でも、夕方に日が落ちて暗くなった時や、朝、明るくなったころによく当たる。それらが満潮、干潮とリンクすれば確率が上がる。朝、明るくなってから当たる個体は大型が多い。「そろそろ仕舞おうか」と思って油断している時にドカンと来るから、慌てずに対応すること。

また、他の魚は満潮前後がねらい目とされているが、コロダイは干潮前後によく当たる。干潮だけをねらってもいいくらいだ。潮時は必ず調べておき、干潮前後には積極的に打ち返す。根掛かりが少なければ誘いもかける。

砂地に沈み根が点在する釣り場がねらい目

コロダイは磯場周り、漁港の防波堤周り、沈み根が点在するサーフなどに多い。砂地底や沈み根の周りを回遊しながらエサを食べているので、海底の全体が岩礁帯という所には少なく、どちらかというと砂地メインで海底に沈み根が点在しているような所がねらい目だ。

数尾単位の群れで行動しているのか連続で当たるケースが多い。1尾釣れたなら他にもいる可能性が高いので、新鮮なエサをたっぷりと刺して素早く打ち返す。近くの人が釣れた場合も同様だ。時合には集中的に探る。

6月ごろのシーズン初期や9月中旬以降は水深が8〜10mほどのポイントでよく当たるが、盛期の8月は水深2〜3mの驚くほど浅いポイントへも回遊して来る。見逃さないで探ると意外と面白い釣りができる。ただ、そんな浅場では海面にライトを当てないように気を付けること。すぐに散ってしまい、せっかくのポイントを台無しにしてしまう。

夜になると漁港の防波堤周りにも寄ってくる。外向きだけではなく内向きも探る。10〜20m付近の近投でも当たるので静かにねらう。思わぬ大型がヒットして驚かされることもある。

タックルと仕掛けはパワー重視で

サオは硬調のパワーのある投げザオを使いたい。ミチイトはナイロンラインなら8〜10号、PEラインなら5〜6号で、いずれも通しでよい。遠投性を考慮するならPEラインをおすすめする。海底の起伏なども感知しやすいし、エサ取りの有無なども分かりやすい。

コロダイはその大きな口でエサを吸い込むように食べる。なのでハリは大きくても構わない。丈夫さを優先させるためがまかつ・ユムシコウジの20号やコウジマダイの18号、ビッグサーフの17号クラスを使う。磯場周りを探るためハリ先は絶えずチェックし、少しでもなまればすぐに交換する。ハリスはフロロカーボンの8〜10号。磯場周りを探る時は10〜14号で長さは1mと短めでよい。

エサはイワイソメが定番

コロダイねらいのエサは太めのイワイソメが定番。ただ、エサをほかの魚に取られやすい。比較的エサを取られにくい海エビ(冷凍でも可)、イカ、ユムシなども持参する。

イワイソメをハリスまでたくし上げ、ハリに海エビを刺す方法もある。イカエサだとハマフエフキ(タマン)が来る可能性がある。サーフや防波堤で当たるハマフエフキは50までの中型が多いが、まれに60〜70cm級も来るから油断できない。引きはコロダイより強いから冷静に対応すること。

パワーがあるのでドラグは強めに設定。尻手ロープを付けておく

釣り方はドラグを緩めて置きザオで待つ「ドラグフリー釣法」がよい。ただ、コロダイの場合、エサを食うと一気に走ることがある。近くに沈み根や消波ブロックなどの障害物があると、ラインがそれらに巻かれる恐れがある。

ミチイトが太めなので強引に巻けば寄せられることもあるが、大概はラインブレイクでバラすことになる。かといってドラグロックだとサオが飛ばされ、下手をするとサオや三脚が海中に持っていかれることになる。

そうならないためにドラグをやや強めに設定し、尻手ロープを付けておく。尻手ロープはサオが飛ばされそうになり、リールが三脚に当たる寸前の長さにしておく。サオが三脚の上でシーソー状態になった時にドラグが滑り出す。これによってサオが飛ばされず、向こう合わせ的にフッキングするので取り込める確率が上がる。

※この記事は2021年つり人10月号の記事を再編集しています。

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