友好都市サッカー交流 富川FCが6年ぶり来訪
川崎市との友好都市交流が続く韓国の富川(プチョン)市から、少年サッカークラブ「富川FC1995U―15」が6年ぶりに来日し、7月18日から20日の3日間、試合や夕食会などを通して川崎市の同年代の選手たちとの交流を楽しんだ。
富川市は人口約80万人の都市で「ユネスコ文学創造都市」に指定されている。川崎市と同市は1996年に友好都市提携を交わし、双方の市長の相互訪問などに加え、2016年に「富川FC」が来訪して「川崎フロンターレU―15」などと親善試合を実施。17年には川崎市中学選抜チームが富川市を訪れ、サッカーで交流を深めてきた。
日韓の関係悪化により19年以降は中断していたが、昨年、川崎側が訪韓する形で復活し、今年は富川側が6年ぶりに来日した。18日は市内で夕食会が開かれ、19日は訪問団が「東芝未来科学館」(幸区)などの施設を訪れた後、等々力競技場(中原区)で「川崎フロンターレU―15」と対戦。20日は「Ankerフロンタウン生田」(多摩区)で、川崎市内の部活動などに所属する中学生の選抜チームと一戦を交え、いずれも富川が勝利した。
「富川FC1995」の金成男(キム・ソンナム)団長は「川崎は都会的で町の人たちも親切。サッカーだけではなく様々な形で交流を続けることで、両市の友好が深まることを願っている」と話していた。