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辻堂駅西口から徒歩2分、思わず足を止めたくなるような、温かい空気に包まれる場所があります。おでんを主役にした居酒屋「おでん屋ひなた」。

定番の大根や卵から季節の野菜を使った具材も楽しめる、どこか懐かしさを感じさせてくれるお店です。店主・浜田さんが手間を惜しまず仕込むおでんは、どれもやさしく、まっすぐなおいしさ。

温かな雰囲気の店内で過ごす時間は、初めて訪れる人さえ包み込むような、まるで日向ぼっこをしているかのような心地よさがありました。

おでん屋ひなたが誕生したきっかけ

辻堂の街に根ざして営業を続けるおでん屋ひなた。若い頃、ワーキングホリデーで訪れたオーストラリアで出会った飲食店店長の自由な姿に憧れ、自分の店を持つことを考えるようになった浜田さん。
その後、茅ヶ崎のうどん屋さんで働いていた経験から、”出汁つながり”でおでん屋ひなたが誕生しました。

お店の名前「ひなた」には、“おでん＝温かい→太陽→ひなたぼっこ”という連想を込め、訪れる人にほっとしてもらえる場にしたい、そんな想いが込められています。

常連さんに愛される人気メニュー&店主・浜田さんのおすすめを紹介

おでんといえば、まず思い浮かぶのは大根や卵、ちくわといった定番の具材。おでん屋ひなたでも、この3つは不動の人気を誇り、常連さんの注文率も高いそうです。

しっかり煮込まれた大根は、箸を入れるとじゅわっと出汁があふれ、思わず顔がほころびます。

そんな定番メニューと並んで、店主・浜田さんがぜひ味わってほしいとすすめるのが「はんぺん」374円（税込）と「おでんだしのだし巻き玉子」880円（税込）。
特におでんだしのだし巻き玉子は、出汁の奥深さと玉子のやさしい甘みが溶け合う絶品メニュー。訪れた際には、ぜひ味わってみてください。

はんぺんや、「ごぼう天」374円（税込）などの練り物類は、既製品を使わず、すり身を仕入れて店内で丁寧に仕上げるというこだわり。
さらに忘れてはいけないのが、半熟卵のおでん。実はこの一品、かつて常連さんから「半熟卵のおでんが食べたい」とリクエストを受けて生まれたものなんだとか。

以来、おでん屋ひなたの看板メニューとして多くのお客さんに愛されています。”縁”を大切にしてきた浜田さんだからこそ、一つひとつのメニューに込められた想いが、食べる人の心まで温めてくれるのです。

定番から変わり種まで、おでん屋ひなたには気分に合わせて選びたくなる一品がそろっています。
迷ったときは、浜田さんのおすすめを聞いてみると、そこから生まれる会話ややりとりが、新しい“縁”をつなげてくれるかもしれません。

煮干しをたっぷり使った、さっぱり仕立ての出汁

おでん屋ひなたのおでんを語るうえで欠かせないのが、さっぱりとした煮干し出汁。かつお出汁に濃口醤油を合わせた濃い味わいが主流ですが、ここでは煮干しを贅沢に使い、後味のすっきりした上品な出汁に仕立てています。

浜田さんがこのスタイルにたどり着いたのは、「具材ごとの味を生かしつつ、最後まで飽きずに食べてほしい」という想いから。大根や卵といった定番はもちろん、季節野菜や変わり種まで、すべての具材が同じ鍋で煮込まれるのがおでんの魅力です。
しかし、出汁の風味が濃すぎると、具材の個性がかき消されてしまうこともあります。

おでん屋ひなたでは、煮干しの旨みを効かせながらも透明感のある味わいに仕上げることで、それぞれの具材が持つおいしさを引き立てています。

仕込みは毎日正午頃からスタート。圧力鍋で下茹でした大根は一晩かけてじっくり味を染み込ませ、営業を終えた後には出汁を沸かして冷まし、翌日の準備へ。
店を閉めたあとも続くこの仕込みの繰り返しが、おでん屋ひなたのおでんを支える土台となっています。

おでんで味わう四季の移ろい

季節の移ろいに合わせておでんの具材も少しずつ入れ替わります。訪れるたびに新しい味に出会えるのも、この店の大きな魅力です。

今回いただいたのは、肉厚のしいたけを使った「しいたけの肉詰め」352円（税込）。ジューシーなつくねのタネをたっぷり詰め込み、出汁でふっくらと煮込んだ一品です。

しいたけの香りがふわっと広がり、つくねの旨みと重なって、口に運ぶたびに思わず笑みがこぼれます。主張しすぎない出汁が全体を包み込み、後味は軽やか。お酒のお供にはもちろん、ご飯にも合いそうな味わいでした。

夏には「トマト」、冬には「ロール白菜」や「里芋」など、旬の食材を使ったおでんが登場します。訪れる季節ごとに新しい味と出会えるのもおでん屋ひなたの楽しみ方の一つ。定番だけでは出会えない、四季折々の味わいを堪能できます。

思わず長居したくなる、辻堂に根ざしたお店づくり

木の温もりを感じるカウンターには、常連さんが自然と腰を下ろし、浜田さんとの会話を楽しみながらおでんを味わう光景が広がります。ぐつぐつと煮込まれるおでん鍋の音や、ふわりと立ちのぼる出汁の香りに包まれると、初めて訪れた人でも自然と落ち着ける空気感。

おでんが持つ「ほっとする」イメージと、浜田さんの人柄が相まって、お酒を片手に思わず長居してしまうお客さんが多いのも納得です。女性1人でも入りやすい雰囲気で、女性のお客さんだけでいっぱいになったこともあるんだとか。

座敷席には4名以上で利用可能な半個室も用意されており、友人や家族と囲む時間にもぴったり。大皿をシェアしながら語らううちに、気づけば時間を忘れてしまうような、そんな居心地の良さがあります。

外のテーブル席ではペットの同伴も可能。わんちゃんを飼う人が多い辻堂という土地柄に寄り添った工夫で、散歩の途中にふらりと立ち寄れるのもうれしいポイントです。

辻堂駅から歩いてすぐという通いやすさも魅力の一つ。仕事帰りの一杯や休日の食事など、さまざまなシーンで訪れやすいのも特徴です。開店以来、辻堂の街に根ざし、営業を続けてきたおでん屋ひなたは、地元の人にとって欠かせない存在になっています。

辻堂で過ごす“ひなた”のような温かい時間

おでん屋ひなたは、派手な宣伝をしなくても自然と評判が広がり、地元で愛され続けています。煮干し出汁に染みたおでんを頬張れば、心も顔も自然とほころぶ、そんな安心感がここにはあります。

今年の夏は地域のイベントで天然氷を使ったかき氷の販売に取り組むなど、新しい試みも重ねているそう。
看板のおでんだけでなく、その時期だからこそ楽しめるスタイルを模索し続けることで、おでん屋ひなたは一年を通してより一層、地元に親しまれる存在へと進化しています。

1人で静かに過ごしたい夜にも、仲間と語らいたい時間にも。辻堂で今日も、ひだまりのような温かさを届けています。

最寄り駅
JR東海道本線, 辻堂駅

住所
〒251-0047 神奈川県藤沢市辻堂藤沢市辻堂2-3-9-102

駅徒歩
JR東海道本線 辻堂駅西口から徒歩2分

営業日
月曜日, 火曜日, 水曜日, 木曜日, 金曜日, 土曜日

営業時間
17:30〜00:00

営業時間詳細
17:30〜00:00（L.O.23:00）

定休日
日曜日

予約
ネット予約, 電話予約

電話番号
0466-65-1854

受付開始
登録なし

受付終了
登録なし

予算（下限）
2000

予算（上限）
4000

支払い方法
現金, クレジットカード, 電子マネー, QRコード決済

支払い方法詳細
対応QRコード決済：PayPay

手数料
お通し（席料込み）：320円

席数
32席

席の種類
半個室, カウンター席, 座敷

個室

貸切
貸切可能

喫煙可否
全席禁煙

駐車場
無し

設備・サービス

コース内容

ドリンクメニュー
ソフトドリンク, ビール, 日本酒, 焼酎

利用シーン
ディナー, デート, 家族, 友人, お一人様

アクセス

サービス
ペット同伴

お子様連れ
可能

公式サイト
https://www.instagram.com/odenyahinata322/