今まで無駄にしてたなんて…。「えのき」の“もったいない切り方“
お味噌汁や炒め物、鍋料理など、どんな料理でも活躍する「えのき」。一年を通して手に入りやすく、家計にもやさしい食材ですよね。そんなえのき、じつは下処理の仕方にもコツがあります。もしかすると、“もったいない切り方“をしているかもしれません……!
えのきは「線」で切らないで!
袋から出したえのきの下には、茶色っぽく固い部分がありますよね。これが「石づき」です。
石づきは調理前に取り除いておく部分ですが、このときえのきの根元にある「線」にそってカットしていませんか? じつはそれ、可食部を減らしてしまう“もったいない切り方”なんです。
えのきの「石づき」正解の落とし方
えのきの根元に見える線は、栽培時の「菌床びん」の跡です。瓶のフチに当たる部分に線がついているだけなので、ここを目安に切り落とす必要はありません。
石づきは、菌床がついている部分だけをカットすればOK。菌床さえついていなければ、問題なく食べられます。
つまり、正解の切り方はコレ! 線よりも下まで食べられるので、えのきを余すことなく使えます。
切った断面が白く、菌床が残っていなければOKです。
石づきを落とした後は、軽く手でほぐしておくと、加熱時にムラなく火が通りやすく、口当たりもよくなります。いつも線を目安にカットしていた方は、ぜひ菌床だけを取り除いて、えのきを余すことなく味わってくださいね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア