国立科学博物館が初めて「性」をテーマにし、生きものたちの世界に迫る特別展『生きものたちの性』が開催
国立科学博物館(東京・上野公園)にて、2026年10月31日(土)から、特別展『生きものたちの性』が開催される。
本展は、国立科学博物館として初めて“性”をテーマに据えた、生きものがもつ多様な性のすがたとその仕組みに迫る特別展。
世の中には、当たり前のようでいて、実は深く説明できな柄が数多く存在する。その代表的なテーマが「性」。性はヒトに限らず、生物全般に見られるものです。多くの生きものにはオスとメスが存在し、それぞれがつくり出す精子と卵が受精することで子孫を残す。しかし、その「すがた」「仕組み」「行動」は驚くほど多様で、生きものによって大きく異なる。たとえば、成長の途中で性が変わる生きもの、温度などの環境要因によって性が決まる生きものなど、私たちの常識を覆す事例が多数存在する。
本展では、こうした生きものの“性の多様性”を、形態、行動、性決定、子育てなどの切り口で科学的に紐解く。生きものにとって「性」とは何か——その根源的な問いに迫る、国立科学博物館初の特別展だ。
この度、本展の総合監修を務める堤千絵(国立科学博物館 植物研究部 多様性解析・保全グループ研究主幹)からのメッセージと本展の見どころが発表。さらに、7月20日(月・祝)からは枚数限定の【11月平日限定】超早割チケットの最速販売も決定した。土日祝日を除く11月平日のみご利用可能で、前売券価格より600円お得に本展を見ることができるチケットとなっている。
監修者メッセージ
性というと、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか? 性は人間だけでなく、多くの生きものにあり、驚くほど多種多様です。オスとメスが似ていて区別がつかず、解剖して生殖器を見てみないとわからないものや、見た目があまりにも異なり、とても同じ種には見えないものもいます。被子植物の生殖器官は花ですが、さまざまな形があるだけでなく、性の表れ方も多様です。動物も植物も、卵と精子が受精して子孫をつくりますが、その方法が千差万別の性の表現を生み出します。植物では進化とともに受精の仕方が大きく変わります。動物は交尾の際はオスとメスが協力しますが、自分の子孫を残すためにしたたかにふるまうものもいます。生きものの数だけ、性のあり方や性にまつわるストーリーがあります。本展覧会では、そんな奥深い生きものたちの性の世界を紹介していきます。
総合監修:堤 千絵
(国立科学博物館 植物研究部 多様性解析・保全グループ研究主幹)