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【マンガ・1~3話まとめ】「生理が始まってどうしようって…」東日本大震災から学ぶ、こころの防災

Sitakke

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いつ、どこで発生するかわからない災害。
心構えはどのくらいできていますか?

イラストレーター・ヤマモトクミコさんは、元海上自衛隊員です。
入隊1年目に東日本大震災の支援に従事しました。

連載「元自衛隊員が描く“こころの防災”」では、未曾有の大災害の支援を通し、ヤマモトさんが学んだ「災害のこころ構え」をマンガでお伝えしてきました。

今回、「HBC演劇エンタメ研究会(通称“エンケン”)」のメンバーが、マンガに声をあててボイスコミックを制作しました。
防災について考えるきっかけにしていただければ幸いです。

HBC演劇エンタメ研究会(通称“エンケン”)

エンケンメンバーは、代々木アニメーション学院札幌校で声の演技について学び、収録に臨みました。
【アフレコ体験レポ:アニメの声優さんってスゴすぎ!現役アナウンサー3人がアフレコに挑戦してみたら...】

1~3話ヤマモトさん役:堰八 紗也佳アナウンサー(エンケン会長)収録を終えて

いかがでしたか?
代々木アニメーション学院で学んだ成果を、少しは発揮できたと思います。

たとえば!先生からのアドバイスを受けて、今回はもんすけを目の前に置いてアフレコをしました。
というのも、「対象が誰なのか」ということを常に意識するのが大切で、実際に声優さんも目の前に人形を置いている方がいらっしゃるそうです。

そして、マンガですからヤマモトクミコさんの書いている絵から読み取れることを、文字面だけでなく、その奥に隠れた感情を表現できるように意識してみました。
たとえば、「えへへ」って笑うところも、おばちゃんが部屋でくつろぎながら、せんべいを食べている「えへへ」にしてみたり、「悔しい」っていう気持ちが手のぶるぶるぶるっていう絵に表れていたので、ちょっと声も震わせながら読んでみたりとか。

絵を、原作者の意図をなるべく自分でくみ取れるように読んでみました。私のヤマモトクミコはこれが限界です。でもまだまだ、伸びしろは十分だと思いますので、次の読み手の方の読みも期待していてください。

これからもエンケンの活動を続けていきますので、よろしくお願いします!## 第1話:時はさかのぼり、13年前…「あの震災」が起きるまで

第2話:「こころの傷と、どう向き合うか…?」支援を通して感じたこと

第3話:「災害時の生理どうする?」

あとがき

海上自衛隊に入隊1年目だった当時の私。
東日本大震災での災害派遣は私にとって、初めての「緊急事態」で、いつ終わるかわからないものでした。
地震が発生してから、派遣されるまでの直前の買い出しは、ほとんど時間がなく、生理用品については「もっと事前に準備しておけば…」と後悔することもありました。

私が自衛隊にいた頃は、職場の上官がほぼ男性だったこともあり、災害時における生理用品の重要性について、主張する機会を設けることがあまりできませんでした。きっと、災害にあわれた女性も、男性の自衛官には相談がしにくかったのではないでしょうか。

女性ならではのデリケートな問題。忘れないでいてほしいことは、災害中だって、生理はやってくるということ。
ナプキンやタンポンなどは、普段使っているものと支給されるものでは、使用感に違いがある場合が多く、なかには不快感を感じる人もいると思います。

災害時に備え、普段から信頼して使っている生理用品を用意しておくこと。
ただでさえ、なにかとストレスが多い避難所での生活。少しでも安らかな心を保つためにも、読者の皆さんには、ぜひそんな”心構え”をおすすめします。

***

ボイスコミックは随時公開!:ボイスコミックこころの防災

マンガは全話公開中:連載「元自衛隊員が描く“こころの防災”」

漫画:ヤマモトクミコ
北海道・札幌市在住のイラストレーター。2010年に、海上自衛隊入隊。入隊1年目で東日本大震災の支援に従事。約10年間、自衛隊員として全国各地を飛び回る日々を過ごし、結婚・出産を経て、退職。独学でイラストレーターに。2児の母。

Instagram:@studio.kimi_cony
X:@kumiko_illust

編集:Sitakke編集部 ナベ子

【参考】
・イラスト作成時の写真資料として海上自衛隊ホームページ
・「海上自衛隊写真員が撮らえた任務と訓練の歴史」(新人物往来社)

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