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福沢諭吉がすすめたのは学問だけじゃない!すき焼きに見る肉食のススメとは?

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福沢諭吉がすすめたのは学問だけじゃない!すき焼きに見る肉食のススメとは?

日本の御馳走の代表格「すき焼き」。明治時代の文明開化とともに肉食が解禁され流行したのが、すき焼きの元祖「牛鍋」だ。実はその普及に一役かったのが、かの福沢諭吉。牛肉を好み、肉食をすすめた諭吉の足跡を追ってみよう。

1.元祖・肉食男子「福沢諭吉」

教育や文化の近代化に尽力し、慶應義塾を創設した福沢諭吉(1834~1901年)。教育家としても学者として名高い明治の代表的な思想家だが、居合の達人であったり酒豪でもあったりとなかなか豪快な人柄で、牛肉も大好きだったそうだ。

そもそも開国前の日本は、長年仏教などのタブーから肉食は基本的にNG。けれども幕末になると、横浜に初の牛鍋屋が登場。緒方洪庵の適塾で蘭学を学んでいた諭吉は、同門の書生仲間とともに大阪にも開店した牛鍋屋へ頻繁に通っていたという。

2.文明開化の味がする牛鍋

その後、幕府の使節としてアメリカやヨーロッパへ渡った諭吉は、各国を視察した「西洋事情」を著し、欧米の文明を紹介。明治になると慶応義塾を創設し、西洋の学問や外国語を教えるなど、さまざまな啓蒙活動を行ったことは周知の事実だ。

同時に当時の国策でもあった、肉食に関しての普及にも努めた諭吉。1870年には、東京・築地に設立された牛肉販売会社「牛馬会社」の求めに応じ、食肉の宣伝ともいうべき「肉食之説」を著し、「肉を食べない日本は元気がなく損だ。もっと肉を食べよう」と呼びかけた。

また、慶応義塾の食堂にも肉食メニューを取り入れるなど、熱心に肉食を奨励したという。以後わずか10年ほどで、関東だけでも500軒以上もの牛鍋屋が誕生。肉食は開国&明治の近代化の象徴となったのだ。

結論

「学問のすすめ」を著した福沢諭吉のすすめにより、今やすっかり我々の日常に定着した肉食文化。諭吉はまた、著書「文明論之概略」の中では、西洋文明という異物の到来により、「恰(あたか)も一身にして二生を経るが如き、一人にして両身あるが如き」幸運の経験を綴っている。明治の先達の努力と変革により、和食と洋食、両方の美味しさを知る恩恵を、すき焼き、焼き肉、ステーキなどを食す際は深く感じつつ堪能したい。

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