太陽に負けないカラフルな外観とチェーの煌めきに誘われて♡摂津本山でベトナム気分 神戸市
カラフルなコンテナの店舗が目を惹く『ベトナムカフェ&雑貨 dethuong(イエトゥーン)』(神戸市東灘区)。バインミーが流行り出した2020年にオープンし、ずっと気になっていたこのお店に、実際に足を運ぶきっかけになったのは、SNSで見かけた涼しげなチェーの写真でした。
JR摂津本山駅から南東へ徒歩約9分、車で行くなら国道2号線の少路の交差点を北上すると右手にあります。夏の太陽にも負けていない鮮やかな黄色とスカイブルーの外観や併設されたテラスは、まるでベトナムの大衆食堂や屋台を彷彿とさせます。
テラスにはベトナムから持ってきたという「シクロ」も!観光客を乗せて街を巡るベトナムの人力三輪車で、前方が座席、後方で運転手が漕いでくれるというユニークな乗り物。来店する子ども達にも人気なんだそう。
ベトナムのホーチミン市に15年以上在住し、アパレル製造業をされていた松本さんが、日本に戻りご夫婦で営む同店。本場の味を日本で再現しています。その再現率は口コミでも評判。ベトナム人の方もよく来店されるんだそう。
人気メニューの「ブンチャー」は、米粉の麺に野菜やつくねなどをのせて、魚醤入りの甘辛いヌックチャムをかけて食べるハノイ発祥の国民食。出てきた瞬間、気持ちはベトナムへトリップ!
比較的シンプルな具材で楽しむ北部のハノイ風に比べて、同店のは南部のホーチミン風。パクチー入りの豚つくねを始め、エビやイカ、タロイモ入りの揚げ春巻き、カリカリに焼いた豚肉、なます、ナッツ、しそ、パクチーの他、たっぷりの野菜が乗っています。
ブンと呼ばれる丸くて細い米粉麺は、軽くてさっぱり。ビーフンにも似たヘルシーな味わいです。
最初は順番に少しずつ食べていましたが、途中からヌックチャムを全て回しかけ、具材も麺も全て豪快に混ぜあわせ、レタスでくるんでバクッと口の中へ放り込むと...大正解!なますの酸味やナッツの食感、しそやパクチーの風味をヌックチャムの甘さが包み込んでくれて、最高!
辛さはあまり感じなかったので苦手な方でも食べられそうです。パクチー好きの方は、是非是非追いパクチーを試してみて。
そして、午前中からジリジリと差すような暑さだった取材日にピッタリ!お目当ての「フルーツのチェー」が登場です。パフェのように層になった冷たいチェーは、見た目からもう既に涼しげ!
純氷のクラッシュアイスには、甘いコンデンスミルクやココナッツミルクがかかり、その下にマンゴー、苺、アボカド、バナナ、ライチの5種類のフルーツ。ナタデココ、食物繊維や鉄分など栄養価の高いバジルシードも入っています。
アボカドがスイーツに入っているのって珍しいと思い聞いてみると、ベトナムではよく使われているんだとか。コンデンスミルクを入れてミキサーにかけて作る「シント(スムージー)」などは若者を中心に親しまれているそう。
店内にはプラカゴや刺繍小物、食器などのベトナム雑貨も置かれていました。年に2~3回は現地へ直接仕入れに出掛け、百貨店の催事やイベント出店を中心に、店内でも販売を行っています。
日本も最近は高温多湿で灼熱の毎日。カラダがベトナム料理を求めているのかも?今の気分にピッタリなチョイスでした。
場所
ベトナムカフェ&雑貨 Dễ thương(イエトゥーン)
(神戸市東灘区本山中町3丁目5-13)
営業時間
10:00~20:30(L.O.20:00)
定休日
不定休
※公式Instagramでご確認ください