愛の31文字コンクール 北村さんが最優秀賞 950点の頂点に〈厚木市・愛川町・清川村〉
厚木市妻田東在住の北村純一さん(75)=写真=がこのほど、「恋人坂・恋人岬愛の31文字コンクール」で最優秀賞に選ばれた。
同コンクールは、福島県喜多方市の熊倉公民館が主催。全国から950点の応募があり、北村さんは頂点に輝いた。
北村さんの作品は、「白もまた燃える色なり夏椿君と指切りした道に咲く」。北村さんによると、作品の中に出てくる「夏椿」は、別名「沙羅双樹」とも言い、6〜7月ごろに一般的な椿より小ぶりな白い花を咲かせるという。この花が燃え尽きたように落ちたのを見たとき、「白だって燃える」と思ったそう。
小唄の作詞が趣味という北村さん。「この作品も作詞をするような感覚で作りました。31文字の短歌というより、三味線の音にのせて唄ったほうが良いと思っています」と、作品の秘話を語った。