【富山の朝ごはん】まちなか暮らしの慌ただしい朝でも丁寧に一汁三菜【地場もん屋食堂 fil】ワンコインTKGや朝カレーも
進学・就職や転居など、新生活がはじまる方も多い4月。
初めてのひとり暮らしや環境の変化などで慌ただしい朝を迎えると、毎日の朝食をなかなかきちんと食べられないって人も少なくないのではないでしょうか。
そんな時、おいしい朝ごはんを食べられる店があると重宝しますよね。
手を抜きがちな朝ごはんも、店で食べるとおいしいだけでなく、栄養バランスがよく、1日のスタートを気持ちよく切ることができそうです。
朝7:30にオープンするまちなかの食堂
車や路面電車の流れを眺めながらゆっくり食事
おいしい朝ごはんを食べることができるのは、富山市荒町で朝7:30から営業、朝食やランチを楽しむことができる「地場もん屋食堂 fil」です。
「地場もん屋」と聞いてピンと来る方もいるかもしれません。
この食堂は、富山市の総曲輪通りで地場野菜や食加工品を販売する「地場もん屋総本店」と同じ富山市民プラザが経営していて、地場もん屋で扱う食材を料理にも取り入れています。
店があるのは学生限定のシェアハウス「fil」の1階。
電車通りに面した大きな窓が開放的で、車や路面電車の行き来にまちの流れを感じながらゆっくりと食事を楽しむことができます。
富山らしい昆布〆や地物の干物など
旬の食材にこだわった丁寧な朝ごはん
朝ごはんが食べられる店となると選択肢が限られていて、ある程度メニューも絞られてしまいがちですが、「地場もん屋食堂fil」では定番の干物を焼いた定食や焼き塩さば、辛口のポークカレーが寝起きの頭をすっきりさせてくれる朝カレーなど、バリエーション豊かな朝ごはんを楽しむことができます。
飲食店やホテルが並ぶ富山市中心部の繁華街とはいえ、朝の時間帯は人がまばら。周辺には一汁三菜がそろった朝ごはんを提供している飲食店がなかったことから「朝食をしっかりとることを習慣にしてほしい」という想いで店を始めたんだそう。
そんな朝ごはんを堪能できるのが、「地場もん屋食堂 fil」オリジナルの「こぶじめし」。
愛媛・宇和島の名物グルメ「鯛めし」からインスピレーションを受けて作られたメニューで、富山で親しまれる郷土料理の昆布〆を炊きたてのごはんにのせ、生卵を溶いただしをかけて丼のようにして食べます。引き締まった昆布〆の旨みに生卵のとろっと濃厚な味わいが加わった新鮮な組み合わせ。豪快にかきこむと、朝から贅沢な味を堪能できます。
定食には具材たっぷりの味噌汁に、ほうれん草の胡麻和えやにんじんラぺの小鉢がついてきました。味噌汁の具や小鉢はその日によって変わり、旬の「地場もん」にこだわって丁寧に作っています。
ワンコインのたまごかけごはんも一汁三菜
手軽な朝ごはんの定番、TKGこと「たまごかけごはん」も、地場もん屋食堂filでは立派な一汁三菜になります。
炊きたてのごはんに生卵、副菜に小鉢と自家製の漬物、味海苔と味噌汁がついて、ワンコイン500円。醤油も、富山の各地域で親しまれる3種類から好みのものを選ぶことができます。
丁寧に食べようとすると手間暇がかかってなかなか作れない朝ごはん。富山の旬の魚介や地場野菜をたっぷり使った朝ごはんで贅沢してみるのもいいかもしれませんね。
店舗情報
【地場もん屋食堂 fil】
住 所 富山市荒町5-5
営 業 7:30~15:00
朝食:7:30~9:00 (L.O.)
昼食:11:30~14:00 (L.O.)
定休日 年中無休
記事編集:nan-nan編集部