竹細工の展示販売会 3月23日に開催 @横浜市南区宿町「はまどま」〈横浜市南区〉
里山や環境保全に関する活動を行うNPO法人「よこはま里山研究所(NORA)」は3月23日、宿町の法人拠点「はまどま」で竹細工の展示販売会を開催する。
里山保全のため
NORAでは15年前から「もったいないから竹細工」と銘打ったプロジェクトを開始。里山の竹林が放置され、生い茂った竹が山や森を侵食する被害を防ぐため、月に一度、南足柄郡中井町で放置竹林の手入れ作業を行う。木材に比べ、資材として利用するまでに手間がかかる竹は、伐採後、放置されがちで、それが自然の景観を損なう原因にもなっていた。
そこで竹林保全のために伐採した竹を有効活用しようと、「はまどま」で定期的に竹細工教室や竹細工のワークショップも開催している。
今回、展示販売されるのは竹細工教室で作られた作品。竹をなたで割り、1本ずつ竹ひごを作るところから手作業で生み出された竹細工は、すべて一点もの。ザル、カゴ、バッグといった身近なもののほか、イヤリングやブローチといった竹アクセサリーも販売される。NORAの下山康博さんは「市場に出ている竹製品は輸入品がほとんど。国産のものは高価だが、今回の展示販売会なら相場よりお手頃な価格で販売する」と話す。午前10時から午後4時頃。詳細はNORA【電話】045・722・9674。