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三鷹車両センターに架かる三鷹こ線人道橋_100歳をむかえる前に撤去か、一部保存を検討

鉄道チャンネル

JR東日本 八王子支社の八と、三鷹のミツをとって「八ミツ」と所属略号をもつ、中央線各駅停車・総武線系統の車両基地、三鷹車両センター。

その上に架かる三鷹こ線人道橋が、撤去される方向で決まった。

三鷹こ線人道橋は、旧三鷹電車庫建設にともない、当時の鉄道省が1929(昭和4)年に設置し、鉄道省から国鉄を経て、JR東日本が継承。以来ずっとJR東日本が維持管理してきた。

三鷹こ線人道橋は、鉄道事業施設としてではなく、実質生活道路として利用され、公共的施設として管理されることが相応しいとの見解から、JR東日本から三鷹市へ無償譲渡の申し入れがあった。

三鷹市はこれまで、市民や市議会の思いなどから、現状のままで存続する方法がないか模索してきた。

2021年6月にはJR東日本から、三鷹こ線人道橋が建設後長期間経過するとともに、耐震性能が現在の基準を満たせず、利用者や鉄道の安全安定輸送に支障をきたすことが想定されること、また、三鷹こ線人道橋の代替施設として堀合地下道があることから、撤去する方向で決まった。

三鷹市は、耐震性能に課題のあるこ線橋の譲渡を受けたとしても大規模な改修(耐震補強)や、メンテナンスに多額の費用が必要となること、改修により文化的価値が損なわれる可能性が高いことなどから譲り受けることは困難と判断し、耐震性能が現在の基準を満たしていないこ線橋の存続により、万が一の災害のさいに利用者や鉄道の安全安定輸送に支障をきたすことも考えられることから、JR東日本の判断を受け入れた。

三鷹こ線人道橋は、三鷹ゆかりの文学者で世界的に有名な太宰治が好んだ場所として文化的価値が高く、市民に人気のある施設であることから、今後はJR東日本と連携し、こ線橋の一部を譲り受け、保存や映像・画像などでの記録など、記憶と記録を残す取り組みを行っていくという。

画像:三鷹市・鉄道チャンネル
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/)

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