すみだ水族館で<いいえそれはオットセイ展>開催 知名度が低い?オットセイの魅力に迫る【東京都墨田区】
すみだ水族館(東京都墨田区)は3月5日から4月25日まで、オットセイの魅力を発信する「飼育スタッフ『中島有奈』プレゼンツ いいえそれはオットセイ展」を開催します。
すみだ水族館では現在、5頭のミナミアメリカオットセイを飼育。オットセイはセイウチの牙やゴマフアザラシの斑紋のようなわかりやすい特徴がなく、アシカやアザラシと間違えられることが多いとか。
そんなオットセイの魅力を多くの人に知ってもらいたい、オットセイを好きになってもらいたいとの思いから、同館のミナミアメリカオットセイを担当する飼育スタッフ・中島有奈さんが本展を企画したといいます。
オットセイの魅力を学べる仕掛けがたくさん
「いいえそれはオットセイ展」では、エントランスからオットセイプールエリアに至る館内各所に、オットセイの魅力を伝える展示パネルを設置。
「アシカやアザラシと間違えたSNS投稿をされるオットセイ」や「歴史的文献でも間違えられてきたオットセイ」など、他の生きものと間違えられてきたオットセイの状況を紹介します。
また、本展を開催するにあたり、独自の意識調査「オットセイ2025」を実施。20代から60代の男女1000人を対象にしたアンケート調査のほか、街頭インタビューによって得られた結果を、パネルと動画で紹介します。
オットセイプールエリアには、同展を企画した中島さん監修の解説パネルも展示。この展示パネルでは、オットセイの特徴や、同館で暮らす「アナ」「ジュアナ」「サブリ」「ひいな」「アテナ」の見分け方や個性、魅力を紹介します。
ワークショップを通してオットセイについて学ぶ
「いいえそれはオットセイ展」の開催期間中、2種類のワークショップも開催されます。
また、ワークショップが行われる5階アクアアカデミー内には、オットセイ関連の書籍を集めたコーナー「オットセイアカデミア」を設置。ワークショップと合わせてオットセイについて学ぶことができます。
「ぱたぱたオットセイお面」づくり
「ぱたぱたオットセイお面」づくりでは、オットセイの顔を観察しながら、福笑いのようにオットセイの耳や目をのり付けしてお面をつくります。
完成したお面は、前あしを動かして遊ぶことも可能。5階アクアアカデミーで、平日は午前11時から午後4時まで、土日祝日は午前10時から午後5時まで体験できます。
親子で絵本を完成させる「アテナがうまれたとき」
3月29日(土)と30日(日)、4月5日(土)と6日(日)の4日間限定で、親子向け有料ワークショップ「アテナがうまれたとき」を開催。ところどころ画像や数字などが抜けた絵本が配布され、親子でその絵本にある画像を探し、配布された絵本に貼り付けて絵本を完成させるワークショップです。
絵本のストーリーは、すみだ水族館で生まれたミナミアメリカオットセイ「アテナ」がうまれるまでを描いています。絵本を完成させながら、すみだ水族館の飼育スタッフと「アテナ」の誕生を振り返ることができます。
絵本が完成したあとは、オットセイプールエリアでミナミアメリカオットセイにごはんをあげるようすを飼育スタッフの解説付きで見学可能。
定員は各回5組10名までで、参加費は1500円。募集開始は3月12日を予定で、すみだ水族館公式ウェブサイト「いいえそれはオットセイ展」特設ページより事前申し込みが必要です。
オットセイをイメージした限定メニューも
すみだ水族館内にある「ペンギンカフェ」では、期間限定メニューが提供されます。
「ぷかぷかオットセイのお花見ラテ」は、お花見をイメージした色合いのアイス抹茶ラテ。抹茶ラテとホイップクリームにミニ三色団子、オットセイのマシュマロがトッピングされています。
また、同商品を含む対象商品を購入した人には、すみだ水族館で暮らすミナミアメリカオットセイをイメージしたオリジナルカップスリーブ(全3種)がプレゼントされます。
オットセイについて詳しくなろう
出口付近には、イベントを通してオットセイのことが好きになったかどうかをスタンプで回答するアンケート用パネルを設置。「オットセイ大好き」と書かれた特設のフォトスポットも用意されています。
詳しくはすみだ水族館公式ウェブサイト特設ページで確認することができます。
※2025年2月22日の情報です
(サカナト編集部)