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<ゲームより運動?>【後編】家でゲームばかりなら習い事を増やしたいけれど、子どもにやる気がない……

ママスタセレクト

小学6年生の息子さんの習い事について悩んでいる投稿者さん。当初の相談は息子さんの新しい習い事の決め方についてでしたが、ママたちとやり取りが進むうちに問題は別にあることがわかりました。それは息子さんが習い事を始めるかどうか以前の問題で、無気力な状態が半年ほど続いているということ。中学でやりたい部活もなく、さらには幼い頃から続けてきたピアノを辞めるかもと言われ、焦りと不安が増える投稿者さん。ママスタコミュニティのママたちはどんなアドバイスを寄せてくれたのでしょうか。

もしかすると親が「子どもの理想像」に固執しているかもしれない

投稿者さんは息子さんにこうなってほしいという理想像があるようです。

『古いかもしれないけど、ガッツがある子に育ってほしいんです。負けたくないなとか、苦しいけど頑張るみたいな。みんなで乗り越えれば嬉しいね、みたいな。それをいったら、お母さんが筋肉脳なだけだよって言われました』


親として息子さんには目標に向かって努力したり、誰かに負けたくないという強い意志を持ってほしいのでしょうね。

ただこんな声もありました。

『まず最初に「好き!」があってこそ、乗り越えるべき試練が生まれて、負けられるかという思いが生まれるものだと思うよ。なんていうか、副産物が主目的になっているような気がする』


何か始めたり挑戦するときに、最初に「好き」という気持ちがあるから努力し続けることができる。「好き」ならば困難に出会っても逃げずに立ち向かえ、やり通すことで自信が得られ、ガッツも養われる可能性は大きいといえるのでしょう。しかしガッツ自体を目的にしてしまうと、自分の気持ちが二の次になってやる気が出ないかもしれません。

『得意でも好きじゃないことは続かないよ。もちろん好きでも不得意なことを続けるのはつらいけどね。「好き」のためにつらさをこらえて頑張るのか、「得意」を好きになる努力をするのか。そこは子どもに選ばせてあげる方がいいかもしれない』


「好きで得意」なら万々歳ですが、そうはいかないのが現実で……。「好き」だからこそ苦手なことでも長く頑張ることができたり、「得意」だからこそ好きになる努力ができるのではないでしょうか。息子さんは来年中学生で自分の意思がはっきりあるのですから、「好き」と「得意」のどちらに主軸を置くべきかは本人に選ばせるのが良いという意見も出てきました。

立ち直る力、乗り越える力は「体験」があってこそ身につく


『これからいろんな壁にぶち当たるし、悩んだりするよね。そのとき、この子は乗り越えられるのかすごく不安なんだよね』


投稿者さんが「息子にガッツを身につけてほしい」と言ったのは、壁にぶつかったときに、乗り越えられるか不安だったからだそうです。しかし困難から立ち直る力は、鍛えられるけれども簡単に身につくものではないのでしょう。

「レジリエンス」という言葉は聞いたことはありますか? 「レジリエンス」とは「立ち直る力」。どんな状況下でも自分で自分を支える原動力になり得るのだそうです。筆者はレジリエンス研究者として著名な東京学芸大学名誉教授・深谷和子先生が講師を務める「お母さんゼミ」に在籍したことがあります。

そのゼミで、子どもは周囲の大人に支えながらたくさん失敗し、傷つき、それから回復する「体験」の積み重ねにより、レジリエンス(立ち直る力)が鍛えられると学びました。目に見える効果はすぐには現れないため、長い目で見守る必要があるとのことです。

つい親は子どもが失敗しないように先回りしたくなりますが、親こそ忍耐力が必要なのですね。きっとお子さんも何かにつまずいても、立ち直る力は失敗の積み重ねを経て、知らず知らずに本人に培われていくのでしょう。

子どもに立ち直る力を身につけさせたいなら、親こそ客観的になろう

投稿者さん自身への意見もありました。

『投稿者さんって子育てに熱心なようで、自分の見栄か? 過干渉か? ちょっと気になる』


これに対し、投稿者さん自身は、親にたくさん手をかけてもらえなかった経験があって、わが子に過干渉になってしまうと打ち明けています。

『過干渉は正直少しあると思う。自分の親に、「あなたにもっと時間をかけてあげればよかった」って言われて。子どもともっと話し合おう、聞いてあげよう、みたいに思ってしまう。自分が親との交流が少なかったことへの反動なのかもしれない』


「もっと時間をかけてあげればよかった」と親から詫びられたこともあるという投稿者さん。自身の親子関係を挽回するかのような気持ちが息子さんへの過干渉な言動につながっていたと自覚したようです。

『客観的に子どものことを見れなくなっていた気がします。反省しつつ、子どもと話し合っていきたいと思います』


客観的にわが子を見ていなかったということは、息子さんと自分を重ねていたのかもしれませんね。いずれにしても自分の気持ちだけを息子さんに押し付けないで、親子で話し合っていきたいと前向きな気持ちになれたのは、ママスタコミュニティのママたちとやり取りをしながら真摯に自分と向き合えたからに違いありません。

息子さんが無気力に見えるのは自堕落ではなく、きっと今は充電中なのだと筆者は思います。ママとのたくさんの会話から築き上げてきた信頼関係は崩れませんよ。大丈夫、信じてそっと見守ってあげてください。

文・ななみや 編集・木村亜希 イラスト・Ponko

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