世界的建築家・安藤忠雄氏の建築の魅力にどっぷり 兵庫県立美術館にある『Ando Gallery』で美しい安藤忠雄建築を体感してきました 神戸市
最近SNSで美しい景観が大人気！JR灘駅から徒歩およそ10分の兵庫県立美術館（神戸市中央区）内にある『Ando Gallery』に行ってきました。
同施設は世界的建築家・安藤忠雄氏がこれまでに手掛けたプロジェクトや活動の様子を紹介するもの。安藤氏から建物の寄贈や展示物の寄託を受ける形で、2019年にオープンしました。
県内には安藤氏が設計した多くの建物が存在しており、美術館もそのうちの1つ。阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして建てられました。
ギャラリーでは安藤氏が手掛けた国内外の建築を写真やドローイング、模型で見ることができます。これだけ様々な資料が揃っているのは珍しく、ギャラリーにはツアーで来られる外国人観光客の方も多いのだとか。
例えばこちらは大阪にある「光の教会」の模型。光がもれる美しい教会の雰囲気を楽しむことができるのはもちろん、中から見学するのとは違う角度から「建築物そのものの造形の美しさ」を楽しむことができました。
つづいては3階へ。階段を上ると、大きな窓から広がる海と大きなリンゴを見ることができます。見上げたり見下ろしたりするたびに違った景観を楽しめるのが、美しい建築の特徴ですよね。
3階には、安藤氏が書いた書籍や参考にした本などが並ぶ大きな本棚があるほか、海外にある建築の模型が。
例えばこちらは2021年、フランスにオープンした美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」。模型でみてもその繊細さとダイナミックさは圧巻で、生で見てみたいなという気持ちが大きくなりました。
ここまではギャラリーの中をご紹介しましたが、無料で楽しめる施設の魅力はこれだけではありません！ここからはギャラリーの外に出て、さらにその魅力に迫ります。
まず向かったのは「海のデッキ」。3階から外へ出て海側へ歩いて行くと大きなリンゴが！まるで誰かが上から置いたような、そんな雰囲気すら感じます。
こちらのリンゴは自由に触ったり写真撮影が可能です。この日もお客さんがいろんな角度から撮影を楽しんでいる姿が印象的でした。
また、ギャラリーへと上がる「円形テラス」も写真映えスポットの1つ。
こちらも見上げたり見下ろしたりして、それぞれ違った角度からの美しい景観を楽しむことができますよ！
取材に伺った日は曇っていたのですが「天気が悪い日もまた、雰囲気が違って素敵なのですよ」という広報の方の言葉通り、しっとりとした静かな空気が印象的でした。天気の良し悪しに限らず、ゆったりとした時間を過ごせそうです。
場所
兵庫県立美術館
（神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内）
時間
10:00～18:00（入場は閉館30分前まで）
休館日
月曜日（祝休日の場合は翌日）
