神奈川県庁東庁舎レストラン運営事業者「中納言」に決定
神奈川県は7月24日、3年以上空室になっている県庁東庁舎=中区日本大通=のレストランスペースについて、運営事業者が関西や東京でレストラン運営や弁当宅配を手掛ける株式会社中納言=兵庫県=に決定したと発表した。コロナ禍の影響や候補事業者の辞退が相次ぎ、4回目の募集で決定に至った。
賃貸借期間は2024年8月1日から15年間。落札金額は1億5939万円で、年額は1062万6千円(税込)。開業は事業者が店舗設置工事を実施した後で、具体的な時期は未定。
レストランスペースは12階にあり、横浜港や横浜三塔、富士山などが望める「絶好のロケーション」(県担当者)。しかし、1回目の募集はコロナ禍の影響で応募ゼロ。2回目の募集では応募者が辞退。3回目の募集は入札不調に終わっていた。
今回の募集では、最低賃料を1回目募集時の半額に引き下げたり、設備費用を県が上限付きで負担するなど、条件を緩和していた。県担当者は「決まるまで長かった。ほっとしている。すてきなレストランになってほしい」と話した。