「辛い・酸っぱい・苦い」は体をリラックスさせる?!刺激物が免疫をアップさせる仕組みとは?【1週間で勝手に最強の免疫力がつくすごい方法】
辛い・酸っぱい・苦い【1週間で勝手に最強の免疫力がつくすごい方法】
意外にも「刺激物」は体をリラックス
ここまでは薬味の免疫力アップ効果について解説してきましたが、薬味に言及するにあたって避けられないのが、その刺激的な「味」です。食材によって濃淡はあるにせよ、いずれも苦味や辛味、酸味を伴います。こうした決して快適とは言えない味わいが、実は免疫機能の活性化を含めて、体によい作用をもたらしているのです。
時折、刺激的な味を無性に口にしたくなった経験はないでしょうか。これは、体が「すっきりしたい」というサインを出している可能性が高いと言えます。苦い、辛い、酸っぱい。こうしたガツンとくる食材や料理を食べたとき、人間は体内に「嫌なもの」が入ったと認識して排出しようとします。激辛メニューで発汗したり、過剰に苦いものを吐き出しそうになる。このような反応は人間として当然で、嫌なものを一刻も早く出そうと、胃腸の動きが活発になります。すると副交感神経が優位に働き、体は自然とリラックス状態に。その結果、体温が上昇し、免疫力も向上するという仕組みです。
刺激物で緊張を解きほぐし、免疫力を高める。一見、相反するような反応が人間の体には起こり得るのです。薬味で言えば、スパイスやハーブが適任でしょう。わさびや唐辛子、コショウ、乾燥バジル。これらの適量な摂取は体をうまく刺激し、免疫力アップへと導いてくれます。
出典:『1週間で勝手に最強の免疫力がつくすごい方法』