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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』プロデューサーが語る「ダニエル・クレイグのボンド引退を認めてはいない(笑)」

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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』プロデューサーが語る「ダニエル・クレイグのボンド引退を認めてはいない(笑)」

『007』シリーズのプロデューサー、バーバラ・ブロッコリ。1962年のシリーズ1作目『007/ドクター・ノオ』以来、ボンド映画の製作をしてきたイオン・プロダクションを、父アルバート・R・ブロッコリから引き継ぎ、『007/ゴールデン・アイ』(1995年)からプロデューサーを務めている。

ダニエル・クレイグをボンドに抜擢した彼女が語る、ダニエル版ボンドの幕切れとは?

「ダニエル以外のボンドなんて、まだ考えられない」

―今作は“#MeToo”の時代にふさわしい、フェミニスト・ボンドになっているのでしょうか?

そう言えますね。ジェームズ・ボンドには対処しなければならない、人生の問題が常に存在していて、それがジェームズという人物の一部になっている。孤児として育ったこととか、少年時代に辛い思いをしたとか、いろいろな影がボンドにはあるんです。そして仕事の上でも、次に何が起きるのか、まったくわからない日々を送り、サバイブしないとならない。ボンドは『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)でのヴェスパーの死によって大きく傷ついたけれど、マドレーヌ・スワンとの出会いによって救われたんです。

『007/スペクター』(2015年)の最後では、ボンドはマドレーヌと幸せになるのかと思われた。そこから今回の話は始まるんですが、もちろん二人の関係は非常に厳しい側面にあるということがわかる。特にボンドにとってはね。二人の関係は非常に興味深いもので、とても特別な結末を迎えることになります。あとは映画をご覧になってください。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』© 2021 DANJAQ LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

―『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』という題名は、どのように決まったのですか?

題名を付けるのは毎回とても難しくて、悩みに悩みまくって、ようやく「これだ!」って、思いついたんです。実はこれは、私の父(アルバート・R・ブロッコリ)が1950年代に作った映画のイギリスでの原題でした。この『NO TIME TO DIE』という題名を父は気に入っていて、すごく使いたいと思っていたのだけれど、アメリカでの劇場公開時には『TANK FORCE!』(※)という題名に変わってしまった。それを思い出したというわけ。(※:邦題『今は死ぬ時ではない』[1958年]/監督:テレンス・ヤング)

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』© 2021 DANJAQ LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

―ダニエル・クレイグのボンドとはこれでお別れですね。

私はまだ、ダニエルが辞めるのを認めたわけではないんです(笑)。ダニエル以外のボンドなんて、まだ考えられない。15年も一緒にやってたんですから。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』© 2021 DANJAQ LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

取材・文:石津文子

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2021年10月1日(金)より全国公開

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