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中原区防災訓練 初の生配信 災害時の知恵、120人が試聴〈川崎市中原区〉

タウンニュース

災害時の調理方法を紹介する減災ガールズ(右から3人)

中原区総合防災訓練が7月17日、市内初の動画配信で行われた。災害時に役立つ情報番組として約2時間、中原区役所にスタジオを設置して放送。一時は約120人が試聴し、「もしも」に備える知識を学んだ。

番組はスタジオからの生配信と事前収録した3つの企画動画で構成。合間には、宣伝として消防団やハザードマップの紹介動画も放送した。

生配信には「備蓄食料クッキング」を用意。災害時の調理法に詳しい市内主婦グループ「溝の口減災ガールズ」が講師となり、貴重な水を節約できる調理法を伝授。Zoomでつながった6人の参加者と寺澤昌恵副区長が、耐熱性のポリ袋に食材を入れて一つの鍋で3種のおかずを作る様子が放送された。また、災害時に役立つ「アウトドア用品活用」や風水害時の避難計画を立てる「マイタイムラインの作り方」などの事前収録動画も放送された。

区から委託を受け番組を制作したのは、市内を中心に防災活動に取り組む一般社団法人減災ラボ。同法人理事の西山雅也さんは「できるだけとっつきやすく、取り組みやすい企画にした。防災を自分事にするきっかけになれば」と話した。

同訓練はこれまで若者の参加促進が課題で、例年区内の小学校を会場に行っていた実地訓練の参加者も町内会員や親子連れがほとんどだった。コロナ下で昨年は中止となり、新しい開催方法を検討。過去に未参加の人へも情報を届けることを目的に動画配信を決めた。区担当者は「コロナ下でも災害はあり、備えは停滞できない。動画配信は今後の主流になる可能性もある。ノウハウをためていきたい」と話した。

今回の動画は区ウェブサイト上の防災ページで、いつでも視聴可能。また、視聴できるネット環境がない場合を想定し、DVDの配布も予定しているという。

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