「カーテン」から衝撃の汚水…!ほったらかしの“つけ置き洗い”で臭いも汚れもごっそり落とす【洗濯テク】
洗濯研究家の平島 利恵です。「そういえばカーテンって、いつ洗ったっけ……?」そう思った方、意外と多いのではないでしょうか。カーテンは毎日目にしているのに、なかなか洗うタイミングがないアイテム。でも実は、窓辺はホコリや花粉、チリが舞いやすいので、思っている以上に汚れが溜まっているんです。
12年物のカーテンを洗ってみると……
今回は、スタッフ宅にあった12年間洗っていなかった、カーテンと暖簾(のれん)を洗いました
カーテンは一見、汚れているようには見えません。でも、洗浄液につけると、ホコリが舞って目が痛くなるほどでした。
つけ置きの水も真っ黒に! 暖簾は、かなり黄ばんでいましたが、つけ置きでスッキリ、垢ぬけました。
こちらも、つけ置きをするとニオイと埃が出て、洗浄液はあっという間に汚水に!
今回でお伝えしたいのは「洗うのが大変」ではなく、カーテンは「つけ置きするだけで汚れがスルッと落ちる」から洗濯が簡単だということです。
つけ置き洗い=手間いらず
「つけ置きって面倒」と感じている方もいらっしゃると思います。でも実は、忙しい人にこそピッタリの洗い方なんです。
例えば、
夜→お風呂のついでにカーテンをバケツや浴槽に入れてつけ置き。
朝→そのまま洗濯機に入れて回すだけ。
これなら、実際に手を動かす時間は数分。寝ている間に“汚れ落ち”が完了するから、時間も有効活用できます。
花粉シーズンのあとに“洗いどき”が来る
この季節、カーテンには花粉などの汚れもたっぷり付着しています。しかも静電気が起きやすいカーテンは、チリやホコリも引き寄せやすい素材。
洗濯時には、柔軟剤をプラスして静電気を抑えるのがおすすめ。ホコリの付着を軽減できますよ。
年に1度は必ずカーテンを洗う習慣をつけましょう。そのまま放っておくと、ホコリやニオイが蓄積し、アレルゲンや生活臭の原因になってしまいます。
カーテンの洗い方【洗濯機で手間ナシ】
1. フックを外し、洗濯ネットに畳んで入れる(ネットに入れておくと、その後の洗濯がラクに!)
2. 40℃程度のお湯に洗剤を溶かして、つけ置きスタート
3. 30分〜一晩放置
4. 翌朝、洗濯機のデリケートコースで回すだけ!
※必ず、洗濯表示を確認しましょう。
干す場所は?
軽いレースカーテンはカーテンレールで干し、重いものは物干し竿で干しましょう。
つけ置き洗いは「放っておくだけ」でキレイになる、手軽な洗濯術です。忙しい毎日にこそ、ぜひ取り入れてみてください。
今回の動画もぜひご覧ください。「キレイに見えてたのに、こんなに汚れてたの!?」と驚くはずです。
平島利恵/洗濯研究家