90歳おばーがゴキゲンに生きる秘訣は、小学生の頃から80年以上も守り続けている2つのこと
沖縄最北端の国頭村で暮らすおばーこと大田 吉子さんは、1934年生まれの御年90歳。夫である孝全さんは2023年に亡くなられたそうですが、外に出て村人に話しかければ寂しく感じる時間もありません。そんなおばーの元気の秘訣は、「とにかく喋ること」と、「毎日のウォーキング」。毎日のラジオ体操も欠かしません。そんなおばーの元気の秘訣や何気ない日常、おばーなりの生き方をご紹介しているのが書籍『90歳のおばーのゴキゲンなひとり暮らし 孤独を吹き飛ばして幸せに生きるヒケツ』(KADOKAWA)。おばーの穏やかで満ち足りた生活をぜひお楽しみください。
※本記事は大田 吉子著の書籍『90歳のおばーのゴキゲンなひとり暮らし 孤独を吹き飛ばして幸せに生きるヒケツ』から一部抜粋・編集しました。
元気の秘訣はラジオ体操と一日3kmのウオーキング
毎朝、6時30分から始まるNHKのラジオ体操(テレビ体操)は、テレビに合わせてしっかり第2までやる。
出かけるときは、なるべく歩いて移動する。少なくとも一日3kmは歩くようにしています。
今はちょっと膝が痛むのでリハビリに行っていますが、それでもなるべく毎日たくさん「歩け、歩け」と自分を鼓舞しています。
「膝が痛い」とずっと言ってはおりますが、歩いているうちに、だいぶきれいに歩けるようになったと、村の人に褒められましたよ。
86歳にして初めてトレーニングとやらをしてみました。孫に教えてもらっていますが、なかなかハードです。
たくさん歩くこと。必ずラジオ体操をすること。
元気で過ごすためには、この2つが欠かせません。
この健康のための2箇条は、小学生の頃から80年以上も守り続けています。
小学校の担任だった宮城カナ先生との約束だからです。
泣き虫で、泣いたらすぐ鼻血を出す小学生の頃の吉子。そんな私を心配したカナ先生が、私に言ったのです。
「元気でいるには、たくさん歩くこと、必ずラジオ体操をすること」
先生と指切りげんまんをして約束しました。そのおかげか、だんだん心も体も丈夫になって、鼻血も出さなくなったんですよ。
それから80年経った今も元気!前屈するとピタッと地面に手がつくくらい、体もとっても柔らかいのです。
若い人でも体がずいぶん硬い人がいるでしょう。あなたもそうかね?
だったら、まずは毎朝のラジオ体操を始めてみんかね?
今でも、こんなふうに地面に手をつけられますよ。毎日のラジオ体操のおかげです!