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初進出ホテルのシメパフェも注目!中島公園エリアが出張ついでに観光も楽しむ新スタイルへ

Sitakke

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札幌市中心部のオアシス「中島公園」の目の前、かつてキャバレー「ミカド」や「キリンビール園」だった場所に、話題のホテルがオープンしました。

オープンしたのは、アメリカのホテルチェーン、マリオット・インターナショナルの「コートヤード・バイ・マリオット札幌」で、このブランドでは北海道初進出です。

ロビーは優しい明かりで落ち着いた印象。
奥にはラウンジもあり、仕事をしたり、ひと息ついたりと色々な使い方ができそうです。

マリオットグループの中でも、札幌グルメ「シメパフェ」を食べられるのはここだけ!ということで、特別に試食を用意していただき、HBCの森田絹子アナウンサーがいただいちゃいました!

HBC 森田絹子アナウンサー
「フルーツがたくさん入っていて非常に爽やかな味わいです。甘さは控えめでパクパク食べられます。暑い日にもいいですね」

現在、札幌市では中島公園エリアを再開発し、大規模な国際会議や展示会などが開催できる「MICE(マイス)施設」の建設を検討しています。

これを見据えてホテルが狙うのは、ビジネスとレジャーを組み合わせた「ブレジャー」の需要です。

仕事も観光も楽しむ「プレジャー」スタイル

「ブレジャー」は、出張の機会に滞在期間を延長して、余暇も楽しむというスタイルで、いま世界的な旅のトレンドになっています。

中島公園エリアの再開発に携わる、積水ハウスの石井徹取締役は「ここはどんどん発展するエリアだと思っている」と力を込めます。

「平日は仕事を楽しんで、休日はレジャーを楽しむ場所としては最適」

中島公園エリアが大きく生まれ変わるステップとして、札幌市の秋元市長も期待を寄せています。

「中島公園エリアを今後の街づくりを担う重要な場所の一つとして位置付けている。今後ますます国内外に注目され、一層の発展を遂げられるよう、関係者と力を合わせて進めていきたい」

変わり始めた「中島公園エリア」ですが、もともとはどんな場所だったのか?“あの方”に聞きました。


イベント会場であり続けた中島公園

HBCの番組の「歴史散歩」のコーナーでもおなじみの街歩き研究家・和田哲さんは、中島公園エリアについて「こんなに変化の激しい公園はあまりない」と話します。

中島公園の特徴のひとつが、とても「施設が多い」こと。
ただ緑があるオープンスペースではなく、時代のニーズに合わせた施設が作られてきました。

そもそも明治時代、中島公園ができたきっかけも、市民からの「大規模な催しを開く会場」を求める声でした。
大正時代には『博覧会』も開かれたといいます。

それからずっと、中島公園は「イベント会場」であり続けてきました。

街歩き研究家の和田さんは「戦後の歴史を見ると、80年代ぐらいまでは割と子どもが楽しむ場所だった。だんだん大人向けの施設が増えてきましたよね」と話します。

いま検討されているMICE施設の建設にともない、隣接する札幌パークホテルが建て替えられます。
周辺でも新たなホテルや複合ビルの建設が進むことで中島公園エリアの楽しみ方が変わってくると、和田さんは見ています。

「公園を訪れる人には、道路を挟んだこちらのマチは、一部を除いてあまり訪れる場所ではなかった。公園を訪れた人とこちら側の施設を訪れた人がお互いに交流するというか、公園を含む一つのマチがこれからできていく感じがします」

明治時代に生まれた「中島公園」ですが、このエリアが今後どう変わっていくのか注目です。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年7月23日)の情報に基づきます。

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