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【川崎市】土のうステーション 川崎市内各区の利用実態判明 11日の豪雨災害で鮮明に

タウンニュース

高津区千年交差点付近に設置されている土のうステーション

9月11日、川崎市を襲った記録的な豪雨は、各所に大きな被害をもたらした。この事態を受け、無料で土のうを配布している「土のうステーション」の利用状況について、各区の道路公園センター担当者に話を聞いた。

「土のうステーション」とは、大雨や台風による浸水被害が想定される地域に設置され、災害時に土のうを持ち出すことができる施設。緊急時に個人で用意する手間を省き、迅速な浸水対策を可能としている。

川崎市では、浸水被害の恐れが高い地域を中心に設置されており、各区の道路公園センターへの聞き取りでは、市内に35カ所設置されていることが分かった。

4区で活用

川崎区では豪雨発生後、土のうの引き取りが殺到。港町公園に設置されたステーションでは、10日時点で満杯だった約70袋が、18日時点で全てなくなっていた。

宮前区でも、18日時点で区内11カ所のステーションから約100袋が利用された。

浸水被害の大きかった中原区では、4カ所あるステーションのうち、1カ所で土のうがすべて持ち出され、別の1カ所が半分になっていたという。

高津区では区内15カ所にある土のうステーションのうち、1カ所あたり10袋から50袋、全体では300袋以上が使わていた。高津区道路公園センターの担当者は8月28日から9月16日までの利用件数としつつも「特に雨が多かった11日に利用が集中したと思われる」と分析している。

一方、多摩区では土のうに関する市民からの問い合わせはなく、4カ所あるステーションでも大きな利用はなかったという。同区の担当者は「強い雨が降らなかったからではないか」と話している。

また、幸区と麻生区にはステーションが設置されておらず、必要に応じて道路公園センターで土のうを配布する形式をとっているが、今回の豪雨では配布を希望する市民はいなかったとしている。

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