大河ドラマの世界観を満喫!「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」がオープン(レポート)
1月から放送が始まった大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」。江戸時代に活躍した浮世絵の版元、蔦屋重三郎(通称:蔦重)の波瀾万丈の生涯を横浜流星さんが演じ、大きな注目を集めています。
大河ドラマに関連し、ドラマの概要紹介や登場人物の衣装、小道具の展示などを展示する「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」が、台東区民会館にオープンしました。
「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」が入る台東区民会館
浅草駅から徒歩で数分の台東区民会館。9階の会場に入ると、横浜流星さんの大型メインビジュアルがお出迎え。絶好のフォトスポットです。
エントランス
続いて「べらぼう入門編」として、蔦重の衣装の展示や、主要キャスト・スタッフを紹介。まずはドラマの世界をご紹介します。絵師や作者ではない版元ながら、戦略的な広告活動によって「江戸のメディア王」と称された蔦重。ドラマでは蔦重の人生と成長が、大きな政変劇と絡めて描かれる点も注目です。
べらぼう入門編
続くコーナーは「五十間道ゾーン」。蔦重ゆかりの小道具やパネルなどが展示されています。
五十間道ゾーン
注目は「五十間道ゾーン」中ほどにある「蔦屋」再現セット。中に座ることができますので、記念撮影をお楽しみください。
五十間道ゾーン「蔦屋」再現セット
企画展示コーナーは、蔦重ゆかりの人物などをテーマにした展示コーナー。現在は、ドラマでは安田顕さんが演じている平賀源内をテーマにしています。
このコーナーは物語の展開に合わせて、展示替えが行われる予定とのことです。
企画展示コーナー
会場後半は「仲ノ町ゾーン」。吉原一の大通りのビジュアルを背景に、花魁の衣装などが展示されています。また、吉原を掘り下げる特集パネルもあります。
仲ノ町ゾーン
「江戸城ゾーン」は、将軍家や幕臣たちなど徳川幕府のコーナー。番組美術についても紹介されています。吉原は史実に基づいて、250mのメインストリート「仲ノ町通り」をLEDウォールの映像も用いて再現。江戸城は天井の高さや柱の太さに注目し、格式と広がりを重視した造りにしたそうです。
江戸城ゾーン
会場最後には出演者のサイン色紙も展示。コメントが書かれている人もあり、ドラマに対する思いが感じられます。
ドラマを見る前に行っても、見た後に行っても楽しい大河ドラマ館。2026年1月12日までの開設です。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2025年1月31日 ]
主催:台東区大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会