みんな楽しめる管釣りの魅力とは? 釣り以外のサービスも見逃せない!
釣りがしたい! と言われたら何釣りをオススメしますか? 入門編としては堤防でのサビキ釣りや、船ならばタイラバなどいろいろありますよね。今回は、ニジマスなどの川魚釣りを楽しむ「管釣り(=エリアトラウト)」をご紹介します。
管理釣り場での釣りは、その名の通り管理されている釣り場なので安心安全! 釣りが初めての方や子どもの釣り入門にピッタリの場所です。魚が目の前を泳いでいるのに釣れないもどかしさもありますが、そこに魚がいると分かる環境での釣りはとても楽しい!
といったワケで、2023年12月に新潟県田上町にオープンした、「Gun Gun Fishing Field」さんの紹介を交えながら、管釣りの魅力をたっぷりお伝えします!
Gun Gun Fishing Field
住所:〒959-1513 新潟県南蒲原郡田上町大字川船乙5-1
TEL:0256-64-7778
HP:https://gungun-ff.com/
Instagram:@gungun_f_f
管理釣り場って何を管理しているの?
施設入り口から池を望むテラス
写真提供元:Gun Gun Fishing Field
簡潔にお伝えしましょう! 管理釣り場で管理しているもの、それは 「水質とエサ・釣れる魚・施設」です。
本来ニジマスなどの川魚(以下トラウト)を釣るためには、山に入り自然の川や湖からポイントを探し、魚をねらいます。水質も水量も天候次第。魚もいるかどうか山に入ってみないと分からない。休憩スペースやお手洗いの場所ももちろんない…。そんな渓流釣りを気軽に楽しむことができるのが管理釣り場です。
管理釣り場はお金を払って釣りをする海の釣り堀と同じものですが、エサ釣りが主流だった釣り堀と区別するために、「管理釣り場」という名称になったそうです(※諸説あり、明確な区別がない場合もあります)。確かにトラウトをエサで釣る場所は「釣り堀」と呼ばれていることが多いので、管理釣り場はルアーなどを使うスポーツフィッシング専用の場ともいえますね。
管理釣り場は人工的に作った池や、川を区画した場所に定期的に魚を放流しています。池タイプであれば水車やポンプを利用して水流を起こしているので、どこに魚が着くのか、天気や時間帯でどの層に魚がいるのか探し出す楽しさもあります。またスタッフさんによる「エサ撒きタイム」があるので、初心者の方や子どもでも釣りやすい環境を作ってくれるのは嬉しいですね。
管釣りの魅力とは?
管理釣り場の魅力はなんといっても 「そこに魚が確実にいること」です。魚がいると分かるだけで釣り人はテンションが上がってしまいます。海で数時間投げ続けていてもアタリすらない…、そんなこともあるなかで、管理釣り場に行いけばそこには必ず魚がいます。エサを撒いて活性を上げてくれたりもします。魚がどうしても釣りたいととき、管理釣り場は釣り人の釣り欲を最大に満たしてくれるのです。
また、Gun Gun Fishing Fieldさんでは子ども用にエサ釣りスペースも設けているので、家族で釣りを楽しむにはもってこいですね。
釣れる魚の種類は?
メインとなる魚種はニジマスです。そのほかに、イワナやサクラマス、ブラウントラウトやロックトラウトなどが放流されています。大きく成長し、写真のような50cmを超える個体も生息しています。夢がありますね!
管理釣り場によって放流される魚種が異なりますので、釣りたい魚種がある場合は事前にHPやSNSをチェックすることをオススメします。
釣り仲間のアキさん。ハヤブサLady隼華9期として活躍中! ナイスビッグワン!
管釣りに行くときに必要な持ち物は?
魚がいることは分かったけれど、管理釣り場に行くには何を準備したらよいのでしょう? 新潟のGun Gun Fishing Fieldさんの紹介も兼ねて、持ち物についてカンタンにお伝えしましょう。
釣りもトラウトも初めてさんの場合
品ぞろえ豊富なレンタルタックル。リールやロッドのみのレンタルも可能
写真提供元:Gun Gun Fishing Field
「トラウトも釣りも全くやったことないの…」という方でも大丈夫です! 初めての方は、(魚を持ち帰る場合)ホームセンターなどで売っている発泡クーラーボックスだけ持って遊びに行きましょう!
管理釣り場にはレンタルタックルがある施設も多いのでタックルを購入しなくても大丈夫。釣り具は高価なので、購入する前に楽しさを味わってからでも遅くはありません。
ちなみにGun Gun Fishing Fieldさんにもたくさんのレンタルタックルがあり、魚を入れるネットや釣りバケツも貸してくれるのでとっても助かります。
海釣り経験者さんの場合
使い込んだトラウトロットとアジングのロットで娘と一緒に釣りに。手持ちの竿でも代用ができるのは嬉しいところ
海釣り経験者さんはもしかしたら使える竿があるかもしれない!? というのも、私自身トラウト用のロッドも持ってはいますが、普段はアジングのタックルで代用しているからです。
娘が釣りをしたいとのことで一緒に行った際も、娘にはトラウトロッドを、私はアジングロッドで釣りを楽しみました。全く問題なく釣ることができるので、手持ちのタックルを代用してもよいでしょう。
(Gun Gun Fishing Fieldさんのように)気になるロッドをレンタルで使用させてもらい、それを参考に専用ロッドを購入してもよいかもしれませんね。
釣った魚は食べることができるのも楽しみの一つ!
管理釣り場の魚は美味しい!!
管理釣り場の魚は水質やエサもしっかり管理されているので安心安全。しかも川魚独特の臭みが少ないのが特徴です。塩焼きやフライはもちろんのこと、タタキやお刺身、カルパッチョでも美味しく食べることができます。自分で釣った魚は格別です! 楽しく釣って美味しく食べることで魚嫌いを克服した子どももいます。まさに食育!
さばくのカンタン!秘密の裏技「つぼ抜き」
そんな釣り上げた魚をさばく際、実はトラウトならではの秘密の裏技「つぼ抜き」という、カンタンにエラと内臓を取り除く方法があります。必要なものは割り箸のみ。包丁を一切使わないので子どもも安全にお手伝いができます。
手順はとてもカンタン。魚の口から割り箸を入れエラの外側を通し、さらにお腹の中に突き刺すだけ。反対側も同じように刺し込みます。
口から出ている割り箸と魚を握り、タオルを絞るように数回まわします。そして、軽くなったら割り箸を引き抜きます。すると割り箸にエラと内臓が付いた状態でキレイに抜き取ることができるのです。
キレイに取れるので塩焼きや串焼きにオススメ。またアジやカサゴなど海の魚でもできる技なので、ぜひ試してみてください。
エラと内臓がキレイにまとめて取れるのでオススメ!
管釣りの可能性を広げる「Gun Gun Fishing Field」だけの魅力
魅力その1:カフェ並みの施設
おしゃれなカフェのような内観
写真提供元:Gun Gun Fishing Field
まるでカフェ。いや、もはやカフェかもしれない店内。なぜって? 笑顔が素敵な優しい館長が豆を挽いて入れてくれるコーヒーがたまらなく美味しいからです!! ほかにもクリームソーダや生ビール、ノンアルコールの販売もあり、しかも、週末は美味しい食べ物屋さんが移動販売で来るといったサービスまで。文章からだけでも美味しくて楽しいのが伝わりますよね。
ここは館長の描いた夢の場所なんだろうなと、私は思っています。そのくらいとても素敵な空間なのです。釣りを楽しむだけの場所ではなく、釣り仲間との談笑にも花が咲き、ゆっくりとくつろげる…。そんな大人の秘密基地のような楽しさがGun Gun Fishing Fieldにはあります。
お手洗いも池の周りも掃除が行き届いていていつもキレイなので、女性や小さな子どもも安心して連れて行くことができます。何度でも遊びに行きたくなる面白さがここにはあります。
魅力その2:釣ってさばいて焼いて食す
写真提供元:Gun Gun Fishing Field
Gun Gun Fishing Fieldさんには外シンクが設置されているので、釣った魚をさばいてから持ち帰ることができます。まな板や包丁などももちろん完備されているので、自宅に帰ってからの煩わしさはありません。魚を持ち帰っても家族もニッコリですね。また、1尾300円でその場で塩焼きにしてくれるので、釣ってすぐに食べることもできます。
釣ってさばいて食べて(大人は飲んで)、最高の時間を過ごせますね! 半日券を購入された方にBBQをプレゼントしてくれるイベントもあるので、Gun Gun Fishing FieldさんのInstagram要チェックです。子どもたちの夏の思い出にも最適ですね。
魅力その3:寒い冬でも行きたくなる暖かさ
右奥に注目です!
写真提供元:Gun Gun Fishing Field
右奥に注目! なんとGun Gun Fishing Fieldさんには薪ストーブがあります。2023年12月にグランドオープンし、私が初めて行った日は寒い雨の日でした。雨で手がかじかんでしまったのですが、中に入ると薪ストーブの柔らかな暖かさが冷えた身体に染み渡りました。薪特有の香りやゆらゆら揺れる炎を見ながら飲むホットコーヒーとココアは最高です!
新潟の冬は雪も降り気温が0度を下回ることもありますが、それでもみなさん管釣りに足を運びます。冬の釣りも寒さに負けず遊び倒すことができますね!
魅力その4:楽しめる釣りイベントがある
Gun Gun Fishing Fieldさんでは「Gun Gun Cup」という大会も開催しています。大会前には朝日をたっぷり浴びながらヨガをしたりと、本気のなかにも新しい面白さがある大会となっています。ぜひお近くのみなさん、参加してみてくださいね!
特別な道具がなくても、思い立ったら遊びに行くことができる近郊にある楽しい釣り場。それが「管理釣り場」です。スタッフさんもみんな釣りが好きなので、(きっとどこの施設も)ルアーの使い方を丁寧に教えてくれる優しさに溢れています。
全国各地、施設によっていろいろと特色があるので、その面白さを味わいながら「魚が目の前にいる」という楽しさをぜひ味わってください!
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レポーター
プロフィール:橋本 春美
幼少期から父親と釣りを楽しみ、早数十年。1級船舶免許を取得しマイボートを操船しながら、ショアもオフショアも楽しむ4児の母で隼華OG。「釣りは一生の趣味であり本気の趣味」と、釣りの楽しさを伝えるべくオフショアの釣りイベントを企画するほど。また、釣りは釣って楽しい食べて美味しい最高の趣味だということを、子どもや女性にも伝えたいと活動中。メインはタイラバとSLJ、ショアはエギングとサーフなど釣り全般が大好き。「お母さんお夕飯釣ってくる」を合言葉に、今日も釣りへ出掛けている。