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「整いました!」なぞかけでお馴染み「ねづっち」さん(日野市出身)登場!

TBSラジオ

東京の多摩地域にお住まいの方、出身の方はもちろん、多摩地域以外の方も大歓迎!一緒に多摩を盛り上げて、多摩の思い出をみんなで感じ合いたい番組。MCは土屋礼央さん(国分寺市出身)&林家つる子さん(八王子市の大学出身)。

今週のゲストは、「なぞかけ」でおなじみ、漫談家の「ねづっち」さん! 前半は最近お子さんにも人気な「なぞかけ」の話が中心。流行語にもなった「整いました」はTBSラジオから!? そして後半はねづっちさんの出身地の「日野市」の「多摩テック」などの思い出話。土屋&つる子のなぞかけはあるのか!?

「整いました!」なぞかけでお馴染み「ねづっち」さん(日野市出身)

「なぞかけ」が子どもたちに大人気! ねづっちさんが「新人賞」? 

土屋:さっそくゲストのご紹介です、漫談家のねづっちさんです! よろしくお願いします!

ねづっちさん:ども! よろしくお願いします! ねづっちです!

土屋:嬉しいよ~今日は通販の番組ではないんですよ(笑)。お馴染みの声だから(笑)。

ねづっちさん:はい。違うんですか、今日はお得な商品が(笑)。

つる子:はい。(笑)。

土屋:ねづっちさんは1975年生まれ、1997年に芸人デビュー。2010年には「整いました!」が新語・流行語大賞のトップテン入り。テレビ、ラジオ、寄席、YouTubeなど幅広いジャンルでご活躍中でございます。

ねづっちさん:はい。

土屋:つる子さんも寄席で会うでしょ?

つる子:なかなかお会いすることがなくて。

ねづっちさん:協会が違うものですから。

つる子:そうなんです。私が落語協会で、先生が落語芸術協会で。

ねづっちさん:お見かけしたことはあるのですが、お話ししたことはなくて。

つる子:そうなんですよ。

土屋:それって、なんとか話し合ったらってわけには・・・?

ねづっちさん:敵対してるわけではないので(笑)。

つる子:(笑)。そして、ねづっち先生は、今年3月、令和5年度の芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)を受賞されておりまして。

土屋:新人賞なんですか?

ねづっちさん:びっくりしました!

つる子:そうなんですよね(笑)。

ねづっちさん:新人賞は50歳以下らしいんですよね。

土屋:なるほど!

ねづっちさん:49歳なので、ギリギリ獲れたという。だから嬉しかったですよ、新人なんだと思って。

土屋:先が楽しみですね! 未来は明るい!

つる子:受賞理由は「なぞかけを大人から子供までエイジレスに楽しめる芸に昇華させた功績は唯一無二」という。

土屋:YouTubeなどのショート動画でなぞかけをやっているのを見ますけど、お子さんが多いんですよね。

ねづっちさん:そうですね。お子さんも寄席を見に来てくださって。何度か出待ちされて、<僕の作ったなぞかけを聞いてください!>なんて。この間、9歳の男の子が<試すとかけて、読唇術ととく。その心は、こころみます>って。

土屋&つる子:おお!

ねづっちさん:すごくないですか! 僕もほんとのど元まで<それ、くれないか?>って出かかって(笑)。なぞかけの未来は明るいですよ。

つる子:お子さんも楽しいんでしょうね。

土屋:オレの友達の息子さんもずっとねづっちさんに憧れていて。自分の名前で◯◯っちとして、創作ダンスする友達と2人でダンスの横でなぞかけをするというのを、毎日学校でやってるんだって!

ねづっちさん:すごい組み合わせ! 斬新ですね。

土屋:もう、瑛人さんの香水のミュージックビデオかという(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:それを毎年、学芸会で発表しているという。

「整いました!」の生みの親はスピードワゴン!

土屋:多摩のことを伺う前に、ちょっと伺いたいのですが。そもそも芸人さんを目指していたのはいつからですか?

ねづっちさん:中学生の時になんとなくなりたいと思っていたんです。でも、子供だし、なり方がわからないじゃないですか。で、なんとなく大学まで行って。

土屋:はい。

ねづっちさん:お笑いは大学3年生の時から始めたんですけど、高校の同級生に当時、日芸に通っていた友達がいて。その友達の同じクラスにお笑い芸人をやっている人がいて、今度お笑いライブを見に行こうと、渋谷の公園通り劇場に見に行って。その僕の同じクラスの友達というのが、ガレッジセールのゴリさんだったんですよ。

土屋:へえ!

ねづっちさん:ガレッジセールさんのネタを見て、<そうだ! これ、オレがやりたかったやつだ!>と思って、やろう!と思って。

土屋:じゃあ最初はなぞかけは関係なく?

ねづっちさん:全然。なぞかけは26歳からですね。

つる子:そうなんですね。

土屋:芸人さんをやっていくうちに、なぞかけにたどり着いたんですか?

ねづっちさん:芸人は21歳からやっていて、僕が漫才協会に入ったのが26歳だったんです。で、漫才協会に入った時に立川流の落語家さんがゲストで来ていたのを舞台の袖で見ていたんですね。

土屋:はい。

ねづっちさん:そしたら落語の本題に入る前のまくら部分で、なぞかけをやっていたんですよ。それが「お坊さんとかけて朝刊ととく。その心は今朝(袈裟)来て(着て)今日読みます」という、古典のね。それを聞いて、これよりうまいのを作りたい!と思って、そこからハマって行ったんですよね。

土屋:そこからなぞかけ一本に?

ねづっちさん:当時はまだ漫才をやってました。なぞかけはあくまで余技としてやっていて。今でも本業はまんだんなんです。

土屋:そうかそうか。

ねづっちさん:だから、寄席でも15分の持ち時間のうち、13分くらい漫談をやって。最後の1~2分を使って、お客さんからお題をもらってなぞかけという。

土屋:なぞかけは、師匠みたいな人は・・・

ねづっちさん:師匠はいないですね。

土屋:「整いました!」というのは自ら?

ねづっちさん:「整いました!」はTBSラジオのスピードワゴンさんの番組にゲストで呼んでいただいて。その時に小沢さんから<ねづっちはなぞかけが得意だよね?>って、お題を振られて。その時になんとなく<なぞかけが整いました>と言ったら、小沢さんと井戸田さんのお二人が<整いましたってなんだよ~(笑)>って。

土屋:はい。

ねづっちさん:で、また違うお題を振られて、<できました!>って言ったら、<できました、じゃないだろ?><あ! 整いました!>って。そこからなんです。

つる子:へえ~!

ねづっちさん:だから「整いました!」はTBSラジオで生まれたんです。

土屋:そうなんだ! でも今、なぞかけを言う時ってみんな「整いました!」って言いますよね?

ねづっちさん:そう。中には、「整いました!」というものだと思ってる人もいるんですよ。そうではないんですよね(笑)。

つる子:へえ。

土屋:「整いました!」を作ったんだ。なのに新人賞なんだ(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:つる子さんはなぞかけの歴史は知ってたの?

つる子:いえいえ! 「整いました!」はすごく前からあったものだと思ってました。

ねづっちさん:つる子さんもそう思ってました? TBSラジオからなんですよ(笑)。

土屋:落語家さんはなぞかけが出来るイメージなんですけど、どうなんですか?

つる子:すごい思われるんですけど、ほとんどの方がやってないと思います。木久扇師匠の一門はお弟子さんに練習させるという話を聞くんですけど、他ではそういう話は聞かないんですね。

土屋:・・・というフリで実は上手という。

つる子:いやいやいやいや!!!

ねづっちさん:僕の仲の良い落語家に春風亭昇也というのがいるんですけど、昇也君がすごくなぞかけが上手なんですね。つる子さん、昇也君と仲が良いんですよ。

土屋:あ、そういうことだ! 整いました!

つる子:一昨日、学校寄席で一緒でした(笑)。

ねづっちさん:おそらく、酒を飲みながら一緒になぞかけをやってると思うんですよ。

土屋:じゃあ「新人賞」とかけまして!

つる子:やめてー! 先生、お時間です。多摩の番組でございますから。

土屋:じゃあ、ねづっちさん、いけますか?

ねづっちさん:整いました! 「新人賞」とかけて「お風呂」とときます。

土屋&つる子:その心は?

ねづっちさん:若さ(沸か)なきゃね! ねづっちです!

土屋&つる子:すごい! 天才!

ねづっちさんの「日野」の思い出~「多摩テック」「ダイクマ」

土屋:じゃあ本題の多摩に戻りましょう。ねづっちさんは「日野市」のご出身なんですね。

ねづっちさん:生まれも育ちも「日野市」ですね。

土屋:いくつくらいまで?

ねづっちさん:基本的には30歳くらいまでいました。途中、友達と都内でルームシェアしていた時期もありましたけど、戻って30歳くらいまで。

土屋:この番組は多摩を愛そう、23区に気持ちが行かずに多摩に向こうと。多摩人として、ねづっちさんの23区に対する思いは?

ねづっちさん:子供の時は「すごい!」という。やっぱり「日野市」ってすごく田舎なんですよ。僕が住んでいた頃、「京王線」が「日野市」を通って所は周りが田んぼだったんですよ。「高幡不動」「百草園」「南平」「平山城址公園」・・・もう「平山城址公園」の所なんて、田んぼの間を線路が走っているみたいな。

つる子:のどかな。

ねづっちさん:板橋区から引っ越してきた転校生がきた時は<板橋区だ、すげー!>って、みんなが(笑)。

土屋:そうか、23区から来たぞ、と。

ねづっちさん:電話番号が東京03-だったんだぞ、と。

土屋:こっちは「042-」で。

ねづっちさん:「0425-」だぜって。

土屋:子供の頃、どこらへんでよく遊んでいましたか?

ねづっちさん:「多摩テック」。わかります?

土屋:無くなっちゃいましたけど。

ねづっちさん:「多摩テック」はよく行きましたね。「ゴーカート」ね。

土屋:そう、男子は最高なんですよ! モータースポーツのテーマパークなんですよ。

つる子:そうなんですね。

土屋:「ゴーカート」を待ってる時に手の甲をハチに刺された記憶がある。虫も多かったな~。

ねづっちさん:多いですよ。「多摩丘陵」の真ん中にありますから。

土屋:そうなんですよ。

ねづっちさん:「多摩テック」は1日乗り放題のチケットを買って、ジェットコースターに40回乗りましたね、マジで(笑)。

土屋:並ぶのも時間かかりますよね?

ねづっちさん:空いていたんで(笑)。楽しくて40回も乗って。

土屋:あと、買い物をした場所といえば?

ねづっちさん:「ダイクマ」ってわかりますか?

土屋:🎵ダイナミック~ ダイクマ~

ねづっちさん:素晴らしい! 

土屋:「ダイクマ」の歌は全国共通で知ってるんじゃないの?

つる子:共通ではないですよね? 「ダイクマ」は神奈川県中心だそうです。私も大学に行ってから「ダイクマ」を知りました。

ねづっちさん:つる子さんが通っていた頃はありました? 「京王線」の「南平駅」前の。

つる子:ありました! 

ねづっちさん:あの「ダイクマ」、僕が子供の頃にできて。そしたら「日野市」が大フィーバーを起こしまして(笑)。<大隈が来るぞ!>となって。

土屋:大型のディスカウントショップが、と。

ねづっちさん:「ダイクマ」行きのバスがすごく出始めて。「ダイクマ」行きのバス停ができて、バスが「ダイクマ」に集まっていくんですよ(笑)。

土屋:今みたいに、そんなに大型のディスカウントショップが無いんですよね。

ねづっちさん:そうなんですよ。

土屋:23区とは違って多摩は土地が広いので、大型店舗ができるので。それは自慢できるんですよ。

ねづっちさん:何年か前に、「日野市」にイオンモールができましたからね。普通、イオンモールって郊外じゃないですか。「中央線」の「豊田駅」から徒歩3分の所に。

つる子:珍しいですね!

ねづっちさん:土地があるから。

土屋:「立川」と「八王子」では出来ない!

ねづっちさん:「日野」だからできることです!

土屋:「国立駅」で降りる人間が、お金が無い時に酔っ払って、乗り過ごして「日野駅」で降りる時の絶望感!

ねづっちさん:「日野」はちょっと小高いから、冬が寒いんですよ。

ねづっちさん、「七生バッティングセンター」でバント練習していた先輩

土屋:あと、子供の頃に遊びに行っていた場所、教えてください!

ねづっちさん:「七生バッティングセンター」。つる子さん、知らないかな、中央大学のすぐ近くにあって。

つる子:わかります!

ねづっちさん:「七生バッティングセンター」はオートテニスもできるんですよ。僕は子供の頃、少年野球をやっていたので、近所の5歳上のお兄ちゃんと「七生バッティングセンター」によく行って野球を教えてもらっていたんですね。

土屋:野球はずっとやっていたんですか?

ねづっちさん:中学までですけどやってましたね。この、僕に野球を教えてくれたお兄ちゃんが3兄弟の末っ子なんですけど、その長男の息子が日本ハムファイターズに入ったんですよ、「宮崎一樹」という選手なんです。

土屋:ええ、すごい!

ねづっちさん:山梨学院からドラフト3位で北海道日本ハムファイターズに入りました。

土屋:ライオンズに来れませんか?

ねづっちさん:で、僕の少年野球の1つ年上のチームメイトに石井さんという方がいて。すごい真面目な人なんですよ。2番バッターだったんですけど、「七生バッティングセンター」でずっとバントの練習をするんですよ。すごいお金がもったいない!と思って(笑)。オレに打たせてくださいよと思って(笑)。

土屋:いかに打球の勢いを殺すかの200円(笑)。

ねづっちさん:ただ、バントはめちゃくちゃ上手かった(笑)。

土屋&つる子のなぞかけは来週へ!

土屋:そして、思春期を迎えると若者が集まる場所に行くと思うんですけど、「日野」ではどうですか?

ねづっちさん:若者? 日野で? 無いです(笑)。

土屋&つる子:(笑)。

(TBSラジオ『東京042~多摩もりあげ宣言~』より抜粋)

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