国内トップシェアのジャグリング道具メーカーが尼崎に!?『きぞは工房』を取材 尼崎市
皆さん突然ですが、「ジャグリング」ってご存じですか?筆者が思い浮かべるのは、サーカスなどで見かける、ボールを空中に投げたりキャッチしたりするパフォーマンスで、それくらいの知識しかありませんでした。そんな中、尼崎市にジャグリング道具を製造・販売する『きぞは工房』があると知り、取材に行ってきました。
「ジャグリング」とは、複数の物体を空中で投げたり受けたりしながら操る技芸のことで、道具もボールだけではなく、ボウリングのピンのような形をしたクラブや皿回し、デビルスティック、シガーボックスなどさまざまです。
今回筆者は、同社が運営している「尼崎大学ジャグリング部(地域ジャグリングサークル)」の練習を見学させてもらい、いろいろなお話をうかがいました。
同社代表のきぞはる(八木 和宏さん)は、元々モノ作りが大好きで幼少期から家中にあるものを分解・改造していたそうです。
27歳の時、友人の結婚式の余興でボールジャグリングが得意な友人に誘われ、「シガーボックス」を担当することになったきぞはるさん。これがジャグリングに出会ったきっかけだったそうです。
運動は苦手なほうだったそうですが、3ヶ月間みっちり練習し、本番は大成功を収めたそうです。
余興の後もひそかに練習を続け、その後はジャグリングの道具作りに興味が湧き、どんどん自分なりに使いやすい道具を作っていったのだそう。ジャグリング仲間の間できぞはるさんの道具が評判となり、いつしかSNSのXを通して全国的に広まっていきました。
最初は、木製の「シガーボックス(きぞはこ)」を中心に作っていたのですが、2015年にプラスチック製の「シガーボックス」を作っていた会社が撤退したのをきっかけに、「プラスチック製(ぷらきぞはこ)」を製造したところ、性能や品質が良いと評判に。今では国内の競技会ではほとんどの選手が同社の製品を使用されているそうです。
本格的にジャグリング道具の製造に力を入れていくうちにサラリーマンをやめ、2016年にはオンラインショップも開設されました。
その影響できぞはるさんの娘さんたちもジャグリングを始め、なかでも中学1年生の娘さんは、今では人前でショーを披露するほどの腕前に成長したそうです。
きぞはるさんは、道具を作るメーカーとしてだけでなく、もっとジャグリングの認知度を高めたいと同部を立ち上げたそうで、今年の4月25日・26日には尼崎の「市制110周年記念事業」の一環として、シガーボックスの競技会「箱大会」も開催されました。
簡単な種類だと人によっては5分ほどでできるようになるそうで、「練習すれば誰でもできます!」「まずは気軽に見学に来て、ジャグリングの魅力に触れてほしい」と話すきぞはるさん。
興味を持った人は、「尼崎大学ジャグリング部」のホームページで詳細や問い合わせ方法を確認してみてください。
尼崎大学ジャグリング部について
<練習日>
毎週月曜日、木曜日
<参加費>
高校生以下 無料
社会人 1回600円(大学生半額)
<練習場所>
●月曜日
尼崎市立すこやかプラザ
(尼崎市七松町1丁目3-15階)
●木曜日
尼崎市立ユース交流センター あまぽーと
(尼崎市若王寺2丁目18-4)