名古屋港での夜釣りでアナゴ5匹をキャッチ【愛知】深場狙いの遠投が奏功
2月の貴重な3連休、釣りに行きたいという気持ちが湧いてくるが、連休を前にして天気が悪い。雨が続いて気温は20度を超えたが、また急激に下がるらしい。この予報が気持ちにブレーキをかけたが、それでも釣行することにした。
名古屋港でアナゴ狙いの夜釣り
辛うじて条件が整うとすれば雨が上がった金曜日の夜、あるいは翌日の土曜日くらい。そこで金曜夜の2月23日、前線が抜けた後に出かけた。
雨はやんで曇り空。気温は15度前後。この季節としては暖かいが、日没後は北風が強まり納竿のころは4度ぐらい。それでも名港は大きな堤防で北風を遮ることができるため、寒さを耐えることができる場所だ。
釣り開始
自宅を午後7時に出発。途中でエサのアオイソメを購入し、釣り場には8時ごろに到着した。今日は釣り人が少ない。気象条件が厳しいからか、それとも潮があまり良くないためか。
潮は大潮で、深夜0時ごろが干潮。すでにかなり海面は下がっており、海底の海藻が見えた。
二本竿で挑む
周囲の水深は意外に浅く、ライトで照らすと海底が見える。となると、深場を狙って遠投することが釣れる条件となるので、遠投しやすいサオを2本出すことにした。
また当日は表層にクラゲが浮遊していた。今までの経験上、こういうときは釣果が冴えないことが多い。今回は潮も悪いしクラゲがいる。さらに気温は急激に下がり始めた。釣れない条件がそろってきたが、せっかく来たのだから工夫してみようと釣り続けた。
なかなかアタリが出ない
先に来ていた釣り人が引き上げていくのをしり目に釣りを続ける。確かに前回と比べてアタリは少ない。潮汐は堤防の釣りでは重要なファクターであることを改めて認識した。
やはり前回同様、堤防から30m以内ではアタリはない。大潮の引き潮のときは深場を見つけて探るしかないようだ。
ついにアナゴをキャッチ
開始から約1時間、ようやく最初の1匹目をキャッチした。悪条件下でも、アナゴはこの海のどこかにいる。そう信じたことが報われた瞬間だ。
これで場所が特定できたので、あとはその周辺に集中して仕掛けを投入して数を稼ぎたいが、アタリ自体が少なく少々苦戦した。その証拠にアナゴ以外のゲストがまったく食ってこない。前回はセイゴやハゼが掛かったのに。
1匹目はまあまあのサイズ。名港のアナゴは、大野周辺と比べると全体的に少々サイズが大きいように感じた。
最終釣果は5匹
順調とはいかないが、なんとか5匹キャッチ。1匹リリースして、4匹キープできた。この条件下ではこれがベストだと考え、ここで納竿とした。
これだけの悪条件がそろってもアナゴが釣れた。よほどアナゴの魚影が濃いのだろう。東京湾や瀬戸内海でもアナゴは釣れるが、それは漁だったり船釣りだったりする。でもここはショアからの投げ釣り。条件がもう少し整ったときに再度チャレンジしてみたい。もう少しこの釣りを極めたいと思った。
<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年3月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。