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小説家は何歳まで働ける?

文化放送

女装パフォーマーのブルボンヌと、小説家の山内マリコを迎えた12月8日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
特集コーナーでは「何歳まで働きますか?」というテーマでお届けした。

令和3年4月、一部改正された「高年齢者雇用安定法」。企業に対し、定年の引き上げや廃止・高齢者の継続雇用を促すもので、70歳まで安定して働ける環境を整備する目的で施行された。

人生100年時代と言われる今、何歳まで働けるのか、働きたいのかを考えていく。

西川あやの「『何歳まで働きますか?』っていう質問を考えたときに『生活の糧を得るため』っていう金銭的なものと『仕事に対する意欲』と『自分が就いている職業寿命』との兼ね合いで決めていくと思うんですけど、小説家だとどうですか?」

山内マリコ「小説家だと佐藤愛子先生が100歳を超えても本を出されてますけど、あのレベルは超人レベルだと思います。そもそも、そこまで生きるのがまず難しいっていうのと、フィジカル的に書く姿勢をとるっていうことを何歳までできるかって思ったら、ちょっとなかなか難しいですよね。パソコンを何歳までたたけるかっていう話ですよね」

西川「山内さんご自身では何歳ぐらいまでだろうな、って思ってますか?」

山内「うーん……65歳はクリアしたいなとは思っていて。わたしは31歳でデビューしたときに30年はこの仕事をやりたいと思って、61歳までは最低でも続けたいと思ったんだけども。61歳になってからダウンサイジングしていくなり、まだまだやりたいって思うんだったらやるなりして、作品のテイストを変えたり作品に向き合う時間の取り方とかも変えたりして、その時々で色々できると思うので、そこはちゃんとコントロールしてやりたいなとは思うんですけどね。少なくともあと30年は本が売れてくれて、買ってもらって、新刊の企画もちゃんと通って、みたいなのをキープできるように頑張ろうと思ってます」

ブルボンヌ「そこだよね。受け手がちゃんとお金を落としてくれるくらいのスキルとか、その時代のツールを使えるか、みたいなこともセットになってくるからね。たとえば私、顔面を塗装するっていうスキルに関しても、若い頃は光沢紙に描いているような気持ちだったけど、最近は“わら半紙”に描いているような気持ちになってるから(笑)。これ、いつか描けなくなるのかな……」

西川「今日はすごい肌の調子良いですよね。あと50年はいけます!」

ブルボンヌ「そんな働かせるつもりかいっ(笑)」

さらに、高年齢者雇用安定法の実態や、高齢者の就業率などについても話した。

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